ヨット帆走は、風がないと進みません。
風があれば、なんとか人間の技術でコントロールできますが、
風がなくなると、ひたすら忍耐です。
風がないと、ひたすら干物になるセーラマン
風は気まぐれです。
とくに、町中にある水辺では、周囲の建物の影響で、風向きがコロコロと変わります。
風がないときは、風があるときとは逆側に、艇を傾けてセールの重みで膨らませます。
でも、本当に風がなくなったら、私はダルマ状態になってしまいます。
このときは、少し曇ってくれてますが、太陽が雲から顔を出した瞬間、ジリジリと音をたてて皮膚が焦げ付くような感覚を得て、
長袖長ズボンのため全身蒸し風呂状態になっていきます。
こうなると、人は命の危険を感じるようです。
なんとかして、動いている空気を自分の帆に入ってくれるよう、あれこれと対処し始めてしまうのですが、それこそ「ドツボにハマる」というわけで、
ますます進まなくなるという状態に陥ります。
数学の変数と定数の考え方で、対処してみる
ここで、今回、私は冷静になって、水上で考えたのです。
慌てるとスピードが落ちるなら、何もやらないという方法も考えなくてはならぬのではないか?
ということで、自分がやることを放棄して、進みたい方向に顔を上げてみたのです。
そうしたら、少ない風の中、スーッと前に進むようになり、さっきまでのバタバタがなんだったのか、馬鹿らしくなったのです。
これは、なにかに似ている。
そうだ、数学の変数と定数だ。
そこで、腹落ちした次第です。
定数とは、なにをどうしたって変わらない状況の事をいいます。
まさに、風がないときのヨットセーリングは、定数の部分が多く占めます。
そうなったら、人がやることは限られています。
方向がぶれないようにする、風の向きを気にする。
風に合わせて、帆の向きを調節する。
それだけです。
そして、変数は、人がやることでヨットをコントロールできることを指します。
風が強ければ、帆の調整をたくさんしていきます。
傾きすぎてひっくり返らないように、自分の体重で傾きを制御します。
その他にも、やることはたくさん増えます。
優雅に見えますが、実は艇の上では操作が多く、タイミングも風によって全く違うので、帆走終えて桟橋に着底すると、ドッと疲れがでてきたりします。
このように、ヨット帆走では、自分が積極的に対処できることと、自然の摂理でどうしようもなく、受け入れるしかないことの2つがあります。
その両者のバランスが、どうなっているのか。
それがわかれば、より的確な判断ができるようになるのです。
自分でできること、自分じゃできないこと
これは、何事にも共通しています。
自分の力ではどうしようもないこと。
- 法律で定められていること
- 家族が抱えている問題
- 遺伝的にどうしようもないこと
- 病気や怪我をする
- 属している組織のルール
- 災害にあう
- 相手の意見
などなど。
つまり、自分の周辺で起こっていることは、自分でどうにかできるわけではないのです。
では、自分でなんとかできることは何でしょう。
- 自分に与えられた時間の使い方
- 私服
- 推し活
- 趣味を始める
- 転職をする
- 発信をする
- 自分で決断する
- 人間関係を選ぶ
- 自分から発言する
などなど。
もしかしたら、今のわたしは、ひとりビジネスを勧めているので、その要素が強いセレクトになってしまっていますね。
そんな色眼鏡を外して見ても、自分が行動することは、自分でできるということが、改めてはっきりしたわけです。
まずは、このどうしようもないことと、自分でなんとか改善できることを見分けることから始めます。
実は、これが一番難しいんですよね。
でも、まずは自分でできることから、行動を起こすことから始めればいいのです。
自分でどうしようもないことは、とりあえず棚上げして、自分の足や手をつごかしてみるのです。
見当違いでも全く問題はございません。
ただひとつ、やってみてどうしようもないことは、手放しです。
そうすれば、フッといい風が入って、スーッと前に進むかもしれません。
=編集後記=
【昨日のできごと】
地元の沼周辺の清掃ボランティアへ。
外来植物の駆除です。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
=おすすめのサービス=
◉「まずは相談」それぞれの困りごとにアドバイスいたします。
◉自分の力でクリアされたい方向け
◉公益法人運営サポート
公益法人運営サポートサイト↓