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数字が読めない経営者は、経営ができない

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経理業界の不都合な真実。

経理関連の商品を見渡すと、「経理代行」や「会計事務所への丸投げ」ばかりです。自分で経理をやって、分析まで一貫したフローを組む商品は、ほとんど見当たりません。

その理由は、シンプルです。売れないから。

でも、本当にそれでいいのでしょうか。

経営者は、経理が嫌いなのです

「経理を自分でやりましょう」という商品が売れない理由は、はっきりしています。

経営者は、経理が嫌いなのです。

数字を見るのが面倒。入力作業が煩わしい。勘定科目がよくわからない。税務のルールも複雑で、何が正解かわからない。

「そんなことに時間を使うくらいなら、営業に回りたい」

「お客さんと話している方が、よっぽど生産的だ」

そう思っている経営者が、大半です。

だから、「経理は外注しましょう」「会計事務所に任せましょう」という商品の方が、圧倒的に売れるのです。

外注すれば楽になる、という幻想

経理を外注すれば、確かに楽になります。

毎月の仕訳入力も、試算表の作成も、決算書の作成も、すべて誰かがやってくれる。自分は何もしなくていい。これほど楽なことはありません。

でも、そこには大きな落とし穴があります。

自分の会社の数字を、自分が把握していない。

試算表を渡されても、見方がわからない。売上は増えているのか。利益は出ているのか。資金繰りは大丈夫なのか。

会計事務所の担当者に聞けば教えてくれるかもしれませんが、それは「他人の説明」です。自分の肌感覚とは、どこかズレている。

数字を見ても、何が問題なのか、どこを改善すればいいのか、ピンとこない。

そうなると、経営判断が遅れます。気づいたときには、もう手遅れになっていることもあります。

分析まで一貫してやる意味

私がずっと提案しているのは、「経理を自分でやって、分析まで一貫したフローを組む」ということです。

ただ入力するだけではありません。入力した数字を見て、分析して、経営判断に活かす。ここまでやって、初めて経理が意味を持ちます。

たとえば、売上が落ちているとします。

それを会計事務所から言われても、「そうなのですか」で終わってしまいます。

でも、自分で入力していれば、「先月からあの取引先の売上が減っている」「この商品の売れ行きが悪くなっている」と、リアルタイムで気づけます。

そして、すぐに手を打てる。

この「気づき」と「スピード」が、経営には決定的に重要なのです。

なぜ、この商品は売れないのか

それでも、「経理を自分でやって、分析まで一貫したフローを組む」という商品は、売れません。

なぜか。

面倒だから。

正直に言えば、それに尽きます。

経理を自分でやるには、最初の仕組み作りが必要です。会計ソフトの設定、勘定科目の理解、入力のルール決め。これだけで、数時間はかかります。

そして、毎月の入力作業。領収書を集めて、仕訳を入力して、残高を確認して。慣れるまでは、時間がかかります。

さらに、分析。試算表を見て、どこに問題があるのか、どう改善すればいいのか、考える。これも、最初は何を見ればいいのかわかりません。

「そんな面倒なこと、やりたくない」

これが、経営者の本音です。

だから、「全部やります」という経理代行や、「お任せください」という会計事務所の方が、選ばれるのです。

本当に必要なのは、どちらか

でも、考えてみてください。

あなたの会社の数字を、一番よく知っているべき人は、誰でしょうか。

会計事務所の担当者でしょうか。経理代行のスタッフでしょうか。

違います。あなた自身です。

会社を経営しているのは、あなたです。

売上を作っているのも、経費を使っているのも、資金繰りをしているのも、あなたです。

その数字を、誰かに任せっきりにしていていいのでしょうか。

もちろん、すべてを一人でやる必要はありません。専門家の力を借りることも大切です。

でも、最低限、自分の会社の数字を読めるようになる。入力作業を通じて、お金の流れを把握する。試算表を見て、どこに問題があるか気づける。

ここまでは、経営者自身がやるべきことだと、私は思います。

結局、嫌われる経理

タイトルに「結局経理は嫌われる」と書きました。

これは、経理という仕事が嫌われているという意味だけではありません。

「経理を自分でやりましょう」という提案そのものが、嫌われているのです。

面倒なことを押し付けるな。時間がないのに、やれというのか。もっと楽な方法があるのに、なぜそんなことをしなければならないのか。

そう思われてしまう。

だから、売れない。

でも、本当に必要なのは、楽な方法ではありません。

自分の会社を、自分で把握すること。

それができて初めて、経営判断ができるのです。

最後に

この記事を読んで、「面倒だな」と思った方もいるでしょう。

それでいいのです。

面倒だと思うのは、当たり前です。

でも、その面倒なことをやるかやらないかで、会社の未来は変わります。

外注すれば楽です。でも、自分の会社が見えなくなります。

自分でやれば面倒です。でも、会社の状態が手に取るようにわかります。

どちらを選ぶかは、あなた次第です。

ただ、一つだけ覚えておいてください。

数字が読めない経営者は、経営ができません。

これは、厳しい現実です。

「経理を自分でやって、分析まで一貫したフローを組む」という商品が売れないのは、わかっています。

でも、私はこれからも、この提案を続けます。

なぜなら、これが本当に必要だと、わかっているからです。

面倒だからこそ、価値がある。

嫌われてもいい。必要なことを、伝え続けます。

それが、私の仕事(経理戦略会議法人向け経理関連サービス)です。

=編集後記=

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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