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「AI酔い」AIに振り回される症候群への処方箋

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最近、よくAIを利用しています。

私は、AIのおかげでExcelファイルの計算式を組むのに、圧倒的な時間圧縮ができています。

また、Notionという知的財産倉庫内を走り回るNotionAIのおかげで、探し物が容易になり大変助かっています。

でも、あれこれといろんなAIを使い続けていたら、一種の車酔い状態になり具合が悪くなったのです。

私は、これを「AI酔い」と名付けました。

この症状にならないために、どうしたらいいのか考えてみました。

着陸のために旋回する飛行機にて。酔いやすいです。

目次

数字やデータに関わるAIと、生成AIは別物である

今日のブログのために、私はMidjourneyで「AIに振り回される人間」というテーマで絵を生成してもらいました。

生成AIによって量産された絵を大量に出力し、呆然と眺める50代女性。

というテーマです。

アンニュイですよね。絶対に自分では描かないテイストですし、たった数センテンスの言葉だけで、絵ができあがる状態を見て正直、気持ち悪いと感じてしまいました。

もっと、複雑ではない絵を作ってみたいと思い、次はDALL-3で同じプロンプトで作ってもらいます。

まだ、こちらの方がついていけます。けれども、50代の女性にとってイラストは自分で描いてきたので、正直変な感覚を覚えます。

 

NotionAIやMicrosoftにあるCopilotは使い倒しています。

また、ChatGPTで、対話をしながら答えを出してくれるAIも、まだ親近感が湧きます。

でも、自分の力では絶対に不可能だった絵や文章の大量生産を生成AIにまかせていくと、自分の脳内がバグってしまいました。

子どものころによく車酔いをしていた、あの感覚にそっくりです。

生成するスピードに追いつけず、自分でどうしたらいいのか迷ってしまったのです。

Excelの関数や、データ要約、文字起こしといったAIによる作業は、それほど困ることはありませんでした。

なぜ、生成AIだと拒否反応がでてしまうのでしょうか。

実際に、AI酔いが起きたときの状況を、振り返ってみましょう。

Kindle本執筆のために生成AIで文章を書いたら熱が出た話

実は、年末休みを利用して、私は1冊のKindle本を執筆していました。

テーマは、2年前から配信している、私のメルマガ「50代からのひとりビジネス」です。

2年間の原稿ストックはNotionに溜めています。

2年間のメルマガ約1000コンテンツ一覧の一部

そちらをPDFで出力し、複数のAIに読み込ませて目次を作成しました。

Gemini2.0Pro Experimentalによる目次書き出し

それぞれのAIのクセがあり、私はGeminiではなく、ChatGTPを選択し、それをまたGemini2.0Pro Experimentalで文章を生成しました。

それをNotionに移し替えます。

本文からアクションプランをNotionAIで生成します。

こちらを、章ごとのうしろにまとめとして表示することにしました。

そして、これらの作業を10章すべて、一気に進めていきました。

文字数にしたら、10万字です。ふつう、早くて1ヶ月はかかります。

そして、その合間に、Kindle本の表紙もAIで生成させていました。

何度も指示をだしながら、作り直しもしていたので、年末年始はAI漬けだったのです。

ゼロだった成果物が、AIによって3日で95%成果をあげてきたわけですから、脳が追いついて行けず、体調を崩し、正月に入院してしまいました。

今まで早くて自転車レベルのスピードで生成させていた文章ですが、AIによって車並のスピードにアップし、目からの情報が過多になったため、脳内処理ができなくなったのが原因です。

このようなAI酔いを改善するにはどうしたらいいのでしょう。

幼少期に、車酔いを克服した経緯を参考にしてみようと思います。

AI酔いの対処法

まず、AIに酔った理由が、情報過多だったことです。

実際に、文章を生成するとき、多くのAIで試してしまいました。

また、日頃SNSでは、AI情報が多く露出されています。

特に今は、AIバブルで、セミナーやコミュニティの宣伝が多く溢れています。

これも、AI酔いを誘発する要因です。

本来なら、自分でツールを選択するとき、現状が固まっていました。つまり、大急ぎで選ばなくても、大きな差がなかったので、自分のペースで進められます。

しかし、AIはちょっとほっとくと、どんどん新しいバージョンが生まれてきています。

まるで、月夜にサンゴの産卵が一斉に始まった状態に似ています。

Midjourneyによる月夜の魚の産卵イメージ図

 

まずは、生成AIにお世話になる時、一度のたくさんの作業をしないことです。

また、多く量産しても、すべて価値があるわけではありません。

以下のように、少しずつAIに触れていきます。

  • AI関連情報を得るアカウントを厳選する。(乗る車を決めておく)
  • AI情報を消化するための時間を、毎日15分ほど作る。(毎日スピードに触れる)
  • 文章生成は、ビジネス系文書だけと限定する。(ブログは自分の手で書く)
  • AIの性能は、多少劣っている方が初心者向け(超高性能だと酔う)
  • そして、毎日AIを利用したルーティンを少しずつ増やす。

車酔いの克服は、吐き気をもようしたときのルーティンを決めていたのがきっかけでした。

具合が悪くなっても、大丈夫という自信から、車に乗ることに怖さが解消していったのです。

これを同じで、AI酔いになっても、原因がわかっていることで、それを休むことをすれば、自分のキャパを守ることができます。

 

まず、AI初心者の方は、NotionAIが最適です。

生成AIだと、原材料が不明なものから生まれた成果物を扱うので、戸惑ってしまいます。

しかし、NotionAIは、自分自身が溜めていった情報を元に稼働しているので、でてくる答えも身内のような感覚でいられます。

そして、高機能じゃないChatGPTで、会話のキャッチボールをするルーティンを作ります。

こうして、毎日自分のペースでAIに触れていれば、いずれ高性能なAIを利用したくなるでしょう。

そのときに、複雑なことをAIに仕事させることにチャレンジしてみればいいのです。

でも、AI酔いで刺激を受けることも、忘れずに。現状維持だと、いつまでもAI酔いは改善しませんから。

=編集後記=

【昨日のできごと】
お客様と茨城の税務署へ。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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    この記事を書いた人

    個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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