「いったい、あんたはナニモンなんだ?」
時々、言われたものです。
ふつうの経理のおばちゃんなのに、やけに知識があって論破し、融通が利かない。何度か不正経理を阻止したことも。
そんな武勇伝。
今振り返れば、プロ経理だったからでしょう。
このプロX。
どんな方にも、その素養はあります。
ただ、それにご自身が気づいていないケースがほとんどなのかもしれません。
今いる環境で強くなるのがプロだと思っていた
世界で一番強い人って誰だろう。
そんなことを考えていた時期がありました。
その人のそばにいれば、生涯安泰ではないか?
そんな素朴な疑問を持つ子ども時代を過ごし、現在50歳の往代です。
とにかく、自分の願った人生を送るには、強くあればいいのだと信じて、生きてきました。
幼稚園に通っていたときは、将来の夢は、幼稚園の先生。
学校にあがってからは、学校の先生、そして、スポーツ選手に。
社会人になったら、人望のある人になりたいと願い、
経理部門に異動してからは、会社の経理部の責任者にあこがれました。
会計の世界に入れば、税理士になりたかったし、
今は、プロの経理家として、今当たり前になっている価値観をぶち壊したいという願いで、胸がいっぱいです。
そうなのです。私は、今いる環境の中で、一番強い人になることを目指していました。
それが、仕事のプロとして当然のことだと、思っていました。
でも、どうやら、違うらしいと、最近思うようになったのです。
強ければいいわけではない。実は、一番弱い存在が、一番強いのかもしれない。
そう思うきっかけが、ひとりビジネスを始めて起きたことがきっかけでした。
プロ市民として行政と渡り合う
そういえば、「プロ彼女」って、ご存知ですか。
芸能人男性が、一般女性と結婚する話題がよくありますが、
じつは、この一般女性は、私たちのことを指しているのではなく、
プロとして芸能人男性に近づいて交流を持つ人たちのことを言うようです。
元芸能人であるケースもあったりします。
つまり、素人のようで実は、その道のプロフェッショナルという、さりげないプロも存在するのです。
そんな一般の方をプロと呼びたくなるケースが他にもあります。
経理業務の改善を試みるのですが、それを受け入れずにいる方が一定数います。
これが、仕事の進捗を遅らせる原因になり、変化できずにいる方々のために、新たに仕事を増やすようになっていきます。
つまり、一番弱いとされている人たちが、周囲の仕事を変えるほどの力を持っているのです。
自分を変えず、周囲の環境を変えていくのは、そこにいるトップぐらいしかいません。
そのトップと同等の力を持っているのが、実は一番立場の弱いとされている人たちだったりするのです。
確かに、会計事務所として顧問先のために税務署と折衝しても、
税務署は甘い顔をすることはほぼありません。
しかし、一市民として知識を持って交渉すれば、それほど難しくないことにびっくりしたものです。
市民として疑問に思うことや、質問などを発言し、解決に導くことこそ、プロ市民としての働きなんだと思ったのです。
立場の弱いと思いがちな市民ですが、プロとして立ち回れば、
強い存在になるのです。
もちろん食べるための仕事のプロとして
プロフェッショナルとはなんでしょう。
それは、高い専門知識や技術を持ち、その分野で責任感を持って業務を遂行する人のことを言います。
倫理や品質基準を守り、成果に対して自らの名誉と誠実さをもって取り組む姿勢が求められるわけです。
プロ=対価を得て仕事をする人
だけではないのです。
そういう意味で、このプロフェッショナルと言われるように仕事をするには、
相当な覚悟を持って取り組まないといけないのです。
とはいえ、今までのように、プロとしての立ち振舞を意識してしまうと、ゴリゴリに自分を追い込んでしまいそうで、疲れてしまいます。
私が、プロ市民として行動できたのは、どうしても納得行かないことが我慢できなかったことにあります。
プロとして食べるための仕事をする上でも、自分の流儀とこだわりを持って行えば、十分にプロとしてやっていけるわけです。
表面からプロらしく振る舞うのではなく、ただただ、仕事に熱中し、こだわって行く、その行動こそが、プロフェショナルなのです。
自分なりの仕事の流儀プロフェッショナルXを極める
読者のみなさんは、なんのプロフェッショナルでしょうか。
人には、必ず、願いや思い、こだわりを持っています。
それを、仕事にぶつけられるかどうかで、プロになれるか、作業人になるのかの分かれ道なのです。
これは、人と比べるものではありません。
また、そのこだわりが、即金額に結びつかないことだったります。
でも、しっかりとプロフェショナルとして行動し続けたら、そのこだわりに救われる人たちと結びつき、実り(お金)になっていくのです。
仕事とは、そういうものです。
自分なりの仕事の流儀はなんだろう。
私は、プロフェショナルとしてX(職業)として、生きていくんだと。
このある種のわがままこそが、自分だけの武器となり、他との差別化にもつながるのです。
もし、売れる仕事にこだわれば、俗に言うレッドオーシャンです。
競合がたくさんいるでしょう。
でも、売れることより、自分だけのプロフェショナルXにこだわれば、自分だけの一人勝ちになれるのです。
ただ、それが、即儲かるかどうかは別問題です。
生きるために、プロフェショナルの仕事、食べるための仕事と、種類を増やしておくことが、当座の生きる知恵だったりします。
理想は、自分だけのプロフェショナルな仕事だけで、生きていくことです。
そこに飽くなき継続ができる環境を作り続けることが、もしかしたら、ひとりビジネスの生き方なのかもしれません。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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