どんなにやりたい仕事があっても、すぐには報酬をいただけるとは限りません。
では、どのくらい頑張ればいいのでしょうか。
いつまで、続ければいいのでしょうか。
実は、誰もその答えはわかりません。
答えを知っているのは、実は自分だったりするのです。
ディンギーに乗ってわかった状況に合わせたセッティング
ヨットには、センターボードというものがあります。
長さにして、1メートル前後。幅20センチから30センチ。
その板状のものが、コックピットの真ん中から水中に突き出ています。
このセンターボードのお陰で、真横から風を受けて走って(アビーム)も、横に流されずに、前に進むことができます。
こうして、風の力だけで、自由に行き来できるのです。
この図だけみても、ピンとこないと思います。
実際に乗ってみて、このセンターボードは、ただ、船底から突き出ているわけではないことがわかりました。
- 水深が浅い場所では、あえてセンターボードを引き上げる。
- 真後ろから風を受けて風下に向かって走るときは、センターボードを引き上げる。
- 向かい風になったら、おもいっきりセンターボードを水中に出す。
状況によって、このセンターボードを出したり引っ込めたりしています。
この判断は、操縦する人間がします。
どんなに、センターボードが大切だとしても、けっして出しっぱなしではないのです。
自分をヨットに例えてみると、よく分かる「耐え時」
私は、よく「自分軸」をつくることを提唱しています。
売れるものを中心ではなく、自分の生き様を見ていただいた上で商品づくりをしようと言っています。
しかし、これだけでは決して売れる商品ができません。
この塩梅が非常に難しいです。
商売として割り切れるのであれば、この山は簡単に乗り越えられます。
でも、本当に伝えたいことがあると、売れる商品を作ることが「妥協」に思えて、踏ん切りがつかないケースが多いのです。
さきほどのヨットを例えにすると、よくわかります。
センターボードがないと、周囲に流されて自分の行くべき場所へ、なかなかたどりつくことができません。
センターボードは、状況と環境によって、出し入れすればいいのです。
そして、いい風が入った瞬間に、バンっと垂直に水中に向けて押し出せばいいわけです。
はやり、センターボードとなる「自分軸」は必須です。
でも、出し入れして、環境や状況に合わせて調整すれば、タイミングがきたときに、発揮すればいいわけです。
そう思うと、どんなに「耐え時」があるとしても、必ず本領発揮をする時があると信じて、その時までにしっかりと準備しておけばいいのです。
一番は、思いっきり自分軸を打ち出せる環境を作ること
でも、よく考えてみれば、一番の理想は、絶えず自分軸を強く打ち出せる市場で、食べていけることではないでしょうか。
耐える時は、良い運気が来るまでに自分軸を傷つけないように、退避しているのにすぎません。
今いる環境で、どうやったら自分軸を発揮できるのかを、よく観察することです。
まずは、自分軸を育てること。そして、傷つけないよう守ること。
そして、風を読む目を養うこと。
風はただ、向きだけではありません。場所を移動しただけで風向きや強さが変わります。
また、水面のさざなみをみれば、どの場所に行けばいい風が吹いているか、判断することができます。
このように、個人事業主として食べていくためには、
自分軸を磨きながら、風を読む目と対処法方法を知る必要があります。
残念ながら、これは、実際に自分で仕事を始めてみないとわかりません。
しっかりと準備すれば、必ず成功するわけではないので、走りながら力をつけていくといいでしょう。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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