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中小企業の社長に役立つ「メタ認知」を経理で鍛える方法

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経営は、孤独な稼業です。

チームや仲間がいれば、それは感じることはありませんが、ふっと銀行明細や会計データを見るときは、寂しさを感じることもあるでしょう。

でも、その孤独を支えるものがあります。

それは、経営のメタ認知です。

上手くいく経営とは、

  • 継続する力
  • 新しい波に乗るチャレンジ
  • 自分の事業をメタ認知する客観性と再現性

この3要素です。

この3要素を経理業務で果たす方法をまとめてみました。

船の先端にある風見。風力、風向をメタ認知するツールです。

目次

経営のメタ認知とは

メタ認知とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること、つまり「認知していることを認知する」ことを指します。

よく、このメタ認知をするために、行動心理学や瞑想、カウンセリングといった精神面でのアクションがよく取り入れられています。

そのため、世の経営者の方々は、いろんなセミナーやコンサルティングを依頼するなど、

様々な手法の勉強会に参加するなど、勉強熱心に研究されています。

経営者同士のコミュニティに参加して、切磋琢磨するなど刺激を受けてモチベーションを高めることは、とても有効です。

でも、さて、じゃあどうする?

が、どうしても忘れがちなのは否めません。

そこで、登場するのが数字で判断するというものです。

そうです、経理なのです。

私は、「経営管理」の略として、経理を捉えています。

これにぴったりなツールが、日々の取引を記録して集計された計算書から、いろんなことがわかるのです。

  • 売上を見て「お客さんの声」を感じ取る
  • 経費を見て「自分やみんなの働きぶり」を想像する
  • 利益を見て「会社の調子」を確認する

数字を通して、事業を客観視する時間を取っておけば、社長の孤独な時間を有意義なものに変わるはずです。

経理事務から経営のメタ認知に格上げする方法

簿記も勉強するのに越したことはありません。

でも、もっと大切なことがあるのです。

それは、「継続する力」です。

経理の良いところは、毎日・毎週・毎月・毎年とリズムがあること。

この自然なリズムが、継続力を鍛えるのに最適なんです。

  • 毎日:売上と経費をチェック(朝の1分でOK!)
  • 毎週:今週の調子を確認(ランチタイムの時間で)
  • 毎月:月次決算で振り返り(ディナー前の時間を使って)
  • 毎年:年間成果、決算を祝う(みんなでパーティー!旅行にも行っちゃおう!)

この自然なリズムに乗っかれば、継続するのが楽になります。

「続ける」のが苦手な人こそ、経理のリズムを利用すればいいのです。

そのために、予め経理タイムをカレンダーにブロッキングしましょう。

そして、個人事業主であれば、確定申告でみんな大変な思いをしているときに、

さっさと申告をすませ、パーッと旅行に行くのは爽快です。

これで、少しはルーティンタスクにするモチベーションは上がるはず。

経理をする環境を整えよう

さて、経理は経営のメタ認知ツールであること。

経理に必要な時間(日次、週次、月次、年次)をブロッキング。

ここまで準備したら、環境を整えていきましょう。

そうです、ガジェットとツールです。

いつも持ち歩けるMacBookAirM2とiPad mini6

もう、このセットアップにしてから、2年近く経ちます。

ひとりビジネスの場合

電卓は必要ありません。

MacBookAirでは、Wi-Fiとセット、あるいはスマートフォンのデザリングで、どこでも仕事ができるようにします。

iPad mini6では、情報収取(SNSチェック)、iPhone13miniは、おサイフとインターネットバンキング、そして、確定申告時に活躍します。

中小企業の社長の場合

ひとりビジネスの経理ルーティンにプラスして、バックオフィススタッフや従業員との情報共有が必要です。

そんなとき、ササッとiPhoneやiPadで、送られたデータをチェックすることができれば、事務所にいなくても、意思の疎通ができます。

Notionだと、iPadで経理データをチェックすることができます。

 

クラウド会計ソフトにNotionに、インターネットバンキングアプリ

会計ソフトだけで、完結するのですが、どうも分析となると、専門的知識がないと、見にくいもの。

それを補完するツールとして、ExcelやNotionを利用します。

とくに、Notionは、データの保存場所として活用することもできます。

また、スマートフォンアプリのインターネットバンキングや、電子マネー決済など、

電子化した情報を操作するのに、スマートフォンはとても便利です。

 

このように、経理タスクをこなすツールを充実させると、経理ルーティンが定着しやすくなります。

無駄なことをなるべくしないよう、そして、ガジェットやアプリの立ち上げに、前向きな気持ちになるように、

環境を整えることは、必須です。

新しいツールを活用してみる

新しい波がきたとき、即波に乗れるかどうかが、事業を継続させる要因でもあります。

これには、常に新しいことに興味を持つことで、その感覚が磨かれるのです。

その習慣の一つで、経理業務に絶えず新しいツールを活用できないかどうか、

検討するクセをつけておくことです。

新しいツールや考え方によって、経理業務の工数が減り、時間を生み出すことが可能となります。

いつまでも、同じやり方、同じ手順、同じツールを使い続ける弊害があるのです。

しかし、ここで、注意を。

いきなり、大きな予算をつけないことです。

まずは、無料の範囲で自分でできることはなにか、探りましょう。

そのための時間もブロックしておきましょう。

経理事務を創造性豊かにすることで、単なる作業からメタ認知のためのツールに変わります。

相棒は、人に限らない

よく、経営チームとして社長のナンバー2を育てようという話があります。

周囲にイエスマンを置かない、のもそうです。

経営する時の人的環境は、大事と言われています。

でも、まずは人に頼る前に、自分でしっかりとメタ認知を鍛えることが大切です。

それには、経理を経営者自身がルーティン化することです。

数字を見るには、会計ソフトから出力された帳票だけではありません。

そういう意味で、ひとりビジネスも中小企業の社長も、本質は同じです。

人より、しっかりと現実を映し出す数字を読み込む方が、より精度の高いメタ認知を得ることができるのです。

 

経営のための経理。

まずは、社長自ら構築するところから始めましょう。

=編集後記=

【昨日のできごと】

オンラインセミナー動画編集、NPO関連の税務署対応など。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。

 

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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