個別相談とは、お客様と一対一(1 on 1とも言う)で向かい合い、困りごとを解きほぐしていくサービスです。
ここで、私が一番大切にしていることがあります。
それは、お一人お一人が持っている宝物を拝むことです。

日本の宝「金閣寺」の目の前で、松の選定業務。
個別相談に依頼するまでの葛藤は、想像以上
私は、セミナーを申し込むとき、それほど緊張することはありません。
お小遣いで賄える受講料であれば、悩んでいる時間がもったいないと、ポチッと申し込んでおきます。
でも、個別相談となると、ハードルが上がり、なかなか申し込みに至るまで時間がかかったりします。
私の個別相談にお願いするお客様の気持ちは、ほんとうによくわかります。
申込みフォームに入力していくけど、最後のポチッと送信する手前で、手が止まる方も多いかもしれません。
本来、マーケティングのセオリーでは、この手前まで来ていただきた方を、いかに申し込みまでスムーズにいざなうかが問われます。
でも、私はあえてそれをしていません。
十分に葛藤して、悩んで、時間をかける自由を奪いたくないからです。
実は、この葛藤する時間こそ、一番その人にとって必要な時間だったります。
ワインで言えば、「熟成」、幼虫から成虫になる前の「さなぎ」……。
その時間がもったいないというお話しもごもっともなのですが、自分で考えることを手放さないことが、一番得るものが多いと考えています。
生まれ変わるより、本来の自分を取り戻す
もし、効率的に、強引に変わることが必要とならば、いち早く申し込んでいただくのが正解です。
人は、変わることに時間がかかるので、早く着手する必要があるからです。
しかし、私の個別相談では、新しい自分に変わるのではなく、本来の自分により戻す作業をしていきます。
とくに、私と同じ世代である50代は、子供時代から一方的な価値観で評価され続けてきました。
学校にいくもの、先生に口答えをするものではない、おかしいと思っても意見をいってはいけない、必ず部活動に所属するのがあたりまえ、まして、文化部は邪道……。
最後のは、私は体育系の環境だったこともあるので、大いなる偏見であることは認めます。
でも、社会に出てからは、
職業人たるもの、かならず就業時間の9時前には、仕事を始めるのがあたりまえ。
新人は、お茶くみ、コピーとりがあたりまえ。
有給は余って当然。
直行直帰をする場合、サボりではない証明を示さなければならない。
……。
今思うと、なんて窮屈な価値観なんだとびっくりしてしまいます。
そして、ワンオペ子育てとの両立で、ますます閉塞感を高めていきます。
今までの当たり前ができなくなることで、退職を考えていく同僚や先輩が多くいたのです。
今では信じられません。
こうして生きてきた50代は、これからはこの価値観を剥がす作業が欠かせません。
そうしないと、今の時代にパフォーマンスを上げることができないからです。
実は、この古の価値観。相当無理して合わせてきています。
この無理が、身体を硬直させていき、肩の力を抜きたくても抜けない状態に陥ります。
ここから、ほぐしていくのが本当に大変で、時間がかかるのです。
一人ひとりのパフォーマンスを最大に上げるには、この肩の力を抜くところから始めます。
そのためには、かつてやってきた、その人の徳をみつけます。
「大丈夫。しっかりと軸をお持ちですので、憂える必要はありませんよ」
ここで初めて、みなさんは自分の力を認めることができるようになります。
私の個別相談では、相談内容を何でも受け付けています。
理由は、その人が持つ、本来の姿に一番早くたどり着くために、手前にある障害をどんどん解決していかないといけません。
故に、なんでもよろず相談のメニューになっているのです。
その人が持つ「宝物」とは
仕事のスキルを高めたり、成果をあげるためには、その人が一番力を出しやすいポイントを見つけていきます。
そのポイントが、時代の価値観に染まる前の楽しい思い出にヒントが隠されています。
そして、すでに無自覚に自分らしさを残しているところがあり、私はそれに気づけるお手伝いをしていきます。
こうなると、もうカウンセリングに近いです。
そして、私自身も、個別相談にきていただいた方々の宝を見せていただくことで、私自身の宝を再確認できています。
もし、今の時代に閉塞感があるとするならば、それは、一人ひとりが自分らしさを見失っているやもしれません。
残念ながら、この宝物。なかなかセミナーのようは一方通行、一対大勢の環境では気づくことができません。
個別相談という、誰にもじゃまされない環境で、人は初めて自分自身と向かい合います。
そして、本来の自分に気付かされたとき、人は前に進みたくなってしょうがないとわさわさします。
そうなれば、もう他人のサポートは一旦離れることができます。
一番大切なのは、自分の足で、自分の考えて、前にすすむことです。
環境やステージが変われば、また悩むようになります。
そうしたら、前に取れきれなかった古い皮がのこってただけ。
取りにくい場所ならば、それは個別相談でまた、剥がしていけばいいのです。
こうした自分自身と、環境をつなぐ橋渡しが、ここの個別相談です。
=編集後記=
【昨日のできごと】
お仕事の合間に、ランチ外出。ついでに銀行に生きましたが、連休始まりの月末ということで、大いに混んでおりました。
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