凡人こそ、唯一無二のクリエイターになることができます。
生まれ持った才能、天性の感受性、類まれない技術……。
クリエイターになるためには、それ相応の技術と感性が求められます。
じゃ、凡人はクリエイターになれない?
そんなことはなく、凡人こそ、唯一無二のクリエイターになることができるのです。
ひとり仕事と一緒に始めたブログ発信
私は、ひとり仕事を選び、今に至ります。
ひとり仕事とは、群れに属さず、一匹狼で市場を渡り歩く人の事を言います。
経理や事務、営業、広告、もちろん仕事も。
なにもかも、たったひとりでやりきります。
たまに、チームを組むこともありますが。
でも、基本はひとりです。
そして、ひとり仕事には、大まかに二通りのタイプがあります。
ひとつは、すでにビジネスモデルが成立している仕事。
事務の請負、士業もそうです。だいたい、求人などにある業種は、すでにビジネスモデルが成り立っている仕事とも言えるでしょう。
もう一つは、その人でしか提供できないもの。
手法は様々あります。デザイン制作も、すでにある仕事とも言えますが、提供されるのものは、唯一無二でもあります。
これを、クリエイティブタイプの仕事と、私は呼んでいます。
このように、ひとり仕事には、タイプがあるので、一律に同じ方法で発信をするのは、少々無理があったりします。
毎日、何かしら発信することで得られるもの
もし、このクリエイティブ系の仕事をやりたいと思われるなら、私は、毎日発信をすることをオススメしています。
ひとつの媒体で、毎日発信するのが、一番のベストですが、なかなかそうも行かない場合、ブログとメルマガは平日更新、土日はFacebookをアップ、といったような、媒体ごとに分けて、トータルで毎日発信することも良しとしています。
この毎日は、習慣になるまで、正直キツイものがあります。
1日、疲れ果ててまだ、ブログが書ききれていないというときは、書き上げてから寝ることにしています。
そのため、一時期は、早朝に書き上げて、それから就寝することもありました。
そこまでして、毎日やらないといけないのかと、疑問に思われるかもしれません。
でも、この「毎日やる」という話は、私は別分野のそれぞれの師匠から、同じことを言われていました。
ひとりは、このひとり仕事を始めるにあたり、色々と教えてくださった方。
もうひとりは、中学生のときの美術の先生でした。
この美術の先生から言われていたこと。それは、
「毎日クロッキー帳に、鉛筆で人物像を描け」
でした。
一年間、書き上げると、クロッキー帳が何冊も増え、卒業の頃には、絵が上達していたのです。
なぜ、毎日描くといいのでしょうか。
これは、実体験から思っていることですが、描いているうちに、次第に自分の良くない部分が客観的にわかってくるのです。
最初は、描くことに賢明で、どこが良くて悪いのか、まったくわかりません。
しかし、毎日描いて、週に一回先生に提出すると、次第に先生のフィードバックの意味が腑に落ちてくるのです。
「あ、そうか。だから、ここがだめなんだ」と。
この感触を得たら、あっという間に絵はうまくなります。
これは、発信においても同じです。
例えば、このブログ。
書き始めの文体を見てみると、恥ずかしくて見てられません。
でも、毎日書いていくうちに、文体に無駄が省かれるようになり、書くことに力を抜くことができるようになってきました。
あと、毎日発信することで、1日の過ごし方が大きく変わります。
毎日のネタを探すようになるので、漫然とした過ごし方をすることがなくなります。
この、1日の過ごし方こそ、ひとり仕事において、大事な部分なのです。
日々続けるための工夫
私が、毎日続けるためにやっていることを、少し紹介します。
- 書くときの気持ちの入れ方
- 日常過ごすときの目の付け所
- ガジェットや道具に工夫を凝らして、すぐに書き出せるようにする。
1,書くときの気持ちの入れ方
クリエイターとして、成長するには多くの「いいね」が必要です。
でも、「いいね」を狙ったり、強要すると、クリエイターとしての力が鍛えられません。
読んでいただいた方に、思わず「いいね」をいただけるよう、強要せずに導くような発信を心がけています。
一つは、読みやすさ。
もう一つは、読了時の爽快感です。
なるべく専門用語を使わず(思わず書いてしまうことも……)、難しい漢字も使わず、自分の子どもが読んでも理解してもらえるように書いています。
もう一つは、ブログ書いたら、一つ以上の有益情報を入れることです。
私が枕草子の著者であれば、徒然と書いても、名文と賞賛されるでしょう。
でも、しょせん凡人です。
せっせと、読んでくださった方の時間を、無駄にしたと思われないことを第一に書いています。
2,日常の目の付け所
日々の生活の中に、ネタが転がっています。
毎日、同じところに行って、同じことをやっていては、ネタを探すことができません。
そういう意味で、雇われて同じ場所、同じ時間に過ごすというのは、クリエイターとしてリスキーでもあるのです。
もし、毎日同じ場所に行かざるえないなら、せめて、コンビニに寄ったとき、新商品を買うという、いつもと違うことを、毎日一つするようにします。
あと、私は、人に声をかけるタイミングがあれば、必ず声をかけます。
電車の中で、赤ん坊を抱いたお母さんに、にっこり笑顔で笑いかけるだけでも効果があります。
知らなかった人からの反応は、意外にも新しい発見を得ることができます。
3,ガジェットや道具に工夫
もうこれは、必須事項とも言えるでしょう。
ミニマムに、でもどこでも自分のいる場所がオフィスになるように、徹底的に工夫します。
私の場合、アップル製品で固めてしまっております。
そして、パソコンのブラウザは、Arcを利用しています。
Macユーザーなら、ぜひオススメです。
このおかげで、仕事効率は爆上げです。
とにかく、毎日発信するため続けていることが、ひとり仕事人としての自覚を維持するのにも役立ちます。
ひとり仕事とはいえ、そう毎日大忙しという状況ではなかったりします。
そんなとき、自分がひとり仕事人であることを忘れてしまうという、リスクもあるのです。
それを引き止めてくれるのが、毎日の発信です。
今回は、発信側のメリットを書きました。
でも、実は、読み手側のメリットもあります。
両者ともに、Win-Winであれば、やらない理由はないでしょう。
ぜひ、毎日の発信にチャレンジしてみていただければ。