ひとりビジネスって、子育てに似ています。
独立して自分で営業して、自分で仕事を完結していく働き方。
これは、粋も甘いも体験してきたビジネスマンだけの特権なのでしょうか。
実は、子育て経験があって、仕事のキャリアを重ねてきていない人のほうが、ビジネスを育てていくのに慣れているかもしれないのです。
「私、お仕事経験それほどないので、ムリ」
そう思う前に、まずは私の話を聴いてほしいです。
また、子育て経験がなくても、ビジネスを通して育てる大変さを味わいます。
子どもがいようがいまいが、ひとりビジネスは、仕事の親として生きていくのです。
お母さん業がビジネスで役に立つ その理由
ひとりビジネスをしていくと、あることにふっと、気づくことがあります。
それは、仕事の看板を育てていく過程って、子育てにものすごく合致しているということです。
ひとりビジネスを本格的に始めてから、3年以上経ちました。
始めた頃の壁は、思いの外高く、何度へこたれたか、数え切れません。
ただただ、ひたすら自分にタスクを課して、継続し続けた結果、なんとか自分らしさが見えてきたのですが、この感覚にデジャブ感があったのです。
そうだ、これ、出産から一段落して、ふっと人間らしい生活に戻りつつあったあの頃と同じだ!
これには、自分でもびっくりでした。
もし、この「子育てとビジネスは同じ」と仮定すれば、
子どもを持たなくても、自分主導のビジネスをしていれば、子育てと同じ体験ができることになります。
出生率が低い今、将来の所得税や年金を収める人が少なくなっても、
その分法人が多く設立され、法人税が多く納められるようになるのでは?
そんなことも想像してみたりします。
この考えは、子どもを産まない選択をした人でも、社会に還元する術がたくさんあることで、みんな勇気を持って生きていけるのではないでしょうか。
妊娠から出産、産後までの流れとマーケティング
では、この子育て経験=ビジネスを、事細かに分解してみます。
まずは、この図をご覧ください。
私の思いつき+Notionにある私の今までのブログデータベース+外部の情報を、NotionAIに調理してもらいました。
子どもが育つ過程を、スタートアップビジネスに置き換えてみたのです。
なんと、違和感がありません。
子供の成長段階 | ビジネスの発展段階 |
胎児期 | アイデア構想期 |
新生児期(0〜1ヶ月) | 起業準備期 |
乳児期(1ヶ月〜1歳) | スタートアップ期 |
幼児期(1〜6歳) | 初期成長期 |
学童期(6〜12歳) | 安定期 |
思春期(12〜18歳) | 成熟期 |
青年期(18〜25歳) | 多角化・革新期 |
成人期(25歳〜) | 持続的成長期 |
この年数たてば、ビジネスもそれくらいに成長するという意味ではありません。
あくまで、人間とビジネスは、同じように成長するという仮定での話です。
また、こどもと会社の成長も、同様に対比してみました。
子供の成長段階 | 会社の発展段階 |
誕生 | 創業 |
乳児期(依存) | スタートアップ期(創業者依存) |
幼児期(自我の芽生え) | 初期成長期(独自性の確立) |
学童期(基礎学習) | 拡大期(基盤構築) |
思春期(アイデンティティ模索) | 成熟期(組織文化の確立) |
青年期(自立) | 安定期(自立した経営) |
成人期(社会貢献) | 社会貢献期(CSR活動の拡大) |
うちのお父さんたら、まったく家庭をかえりみず、仕事ばかりしてしょうがないわ!
と言われ続けてきた昭和のお父さんは、会社など仕事で、子育てと同じようなことを、してきているのです。
子どもとビジネスの違いを強いていれば、
「親の思い通りにいかない」
でしょうか。
そういう意味で、子育てのほうが難易度が高いとも言えます。
ビジネスが初めての方への独立マニュアル
このようなことを、AIにまとめてもらいながら遊んでいたら、自分の果たすべき仕事に気づくことができました。
「私は、ビジネス界のお産婆さんになる!」
ビジネスをひとりの人間と見立てて、ライフサポートに応じて、自分のできることをピックアップしてみました。
ひとりビジネス立ち上げのサポートを、助産師さんの仕事に置き換えます。
ビジネスの「産前ケア」:新規事業立ち上げ時のサポート
開業準備は「妊娠期間」に似ています。
夢を育む伴走者として、思いを形にし、実現への飛び石をいっしょに探すのです。
ビジネスを作る前の自分歴史の棚卸しから、必要な許認可確認など、守り育てる重要なステップはここで積み重ねていきます。
特に、初めての開業は、初めての出産に似ています。
これから起こることに多くの情報が飛び交う中、不安になりがちです。
自分のやるべきタスクを厳選するお手伝いをすることになります。
「出産」時の立ち会い:事業開始時の集中サポート
事業開始直後は、起業家にとってエキサイティングかつ不安な時期です。
子育ての本番が、この日から始まるように、この「新生児期」には、日々の経理から確定申告まで細やかにサポートしていきます。
「産後ケア」:継続的な成長支援
出産後の3ヶ月間は、母体の回復期とともに、赤ちゃんとの生活に慣れてくる時期になります。
個人事業主として、新たな生活リズムも定まってくる時期です。
このときは、単なる数字追跡を超えた支援が必要でしょう。
また、まだかつての生活習慣から離脱する苦悩も味わいます。
こうやって、ひとりで歩くよう、見守りやサポートをするようになります。
「育児相談」:経営相談と精神的サポート
ビジネスには常に課題がつきものです。
営業、人材、競合など様々な問題に直面します。
私は、単なる数字分析だけでなく、そこから見える可能性をいっしょに見つけて、事業主の気持ちに寄り添います。
必要に応じて専門家の知見も活用し、適切なサポートを提供します。
「成長記録」:経営指標の可視化と分析
子どもの成長を身長や体重で記録するように、事業の成長も適切な指標で記録し、可視化することが重要です。
売上高、利益率、顧客数の推移など、重要な経営指標を定期的に分析し、事業主と共に振り返ります。
これにより、成果を実感し、次の目標設定にも役立てることができます。
予防接種」:リスク管理とコンプライアンス対策
事業を健全に継続させるためには、様々なリスクから守ることも重要です。
税務リスク、法務リスク、財務リスクなど、事業を脅かす可能性のある要因を事前に特定し、適切な対策を講じます。
また、法令順守の重要性を伝え、コンプライアンス体制の構築をサポートします。
また、安全に事業を続けるために、業務改善を繰り返していきます。
わたしの場合、 バックオフィスの効率化が得意です。
世の中のデジタル化の波から、事務仕事を上手く順応するために、人とお金に無理させない工夫が欠かせません。
「専門医への紹介」:他の専門家との連携
助産師だけで、出産やその後の産後サポートは可能です。
しかし、医療介入が必要な場合、医師が登場します。
まさに、助産師と産科医の関係に似ています。
ビジネスを続けていくと、より専門的なサポートが必要になることもあります。
そのような場合には、税理士、公認会計士、弁護士などの専門家を適切に紹介し、円滑な連携を図ります。
事業主の味方を、どんどん増やしていくイメージです。
また、専門家に入ってもらうタイミングも大事です。
上手くリレーバトンを渡すのが、助産師の役割なのです。
「卒業」:自立支援と新たな挑戦のサポート
最終的には、事業主自身が経営の主要な意思決定を行い、自立してビジネスを運営できるようになることが目標です。
簡単に言えば、専門家と対等に付き合える、事業者を育てるのが、私の役割です。
その段階に達した時、自分のサービスからお客様を卒業していただくようになります。
卒業したお客様とは、今度は対等な事業主同士のお付き合いになります。
人生で一番濃い時期に伴走するということ
卒業後、母校に遊びにきた学生と元担任みたいな関係が好きでした。
また、成人した息子たちを盆暮れ正月に遊びにきて、元気に生活している様子をみると、やけに喜ぶ自分がいます。
親業をとおして学んだことは、子ども一人ひとり、自立の仕方が異なることでした。
画一的なテンプレートの教材を売るより、個々に合わせた、事業の自立までのサポートで、本当の意味の自立を得てほしいと思うのです。
このような考えは、もしかしたら子育て経験があり、幅広い年齢層に触れてきたからかもしれません。
子育てママたちのお仕事を通して、一つ共通点があります。
それは、自分の好きなことで、人をサポートしたいという思いです。
ビジネスでの拡大思考ではないかもしれません。
でも、これも、ビジネスとして成り立たせるために、自分自身も自立していくことになるのです。
子育てを終えたら、今度は自分のビジネスを育てて行く。
または、子育てと並行して、兄弟のようにビジネスも育てて行く。
そんなママたちが増えてくれたら、嬉しい限りです。
また、未来の働き手を育てるのではなく、働く場所を育てることで、未来を作ることだってできます。
子どもがいるいない関係なく、何かを育てる経験が、一人でも多く増えるといい未来がやってくるでしょう。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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