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業務改革のレッドクリフ システム変更に反対勢力があるときの処方箋

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Notionをとある団体にインストールしようとしたら、想像以上の反対を受けたことがあります。

まさに、世界征服の目の前に立ちはだかるレッドクリフのごとく。

Notionだけにとどまりません。

会計基準を正規のものに合わせるだけでも、組織の中は大騒ぎです。

このようなとき、三国志の劉備と孫限は、どのように大軍の曹操に立ち向かったのか。

業務改革ではどうすればいいのか、私なりのポイントを書き留めていきます。

立ちはだかる巨木 千葉県市原市

目次

ハレーションが起こるわけ

なぜ、人は変化を嫌うのか。

この原理を理解しないと、業務改革は辛いだけの仕事になってしまいます。

変化とは、安泰だった生活に危険が脅かされるという危険信号と捉えるからです。

また、手慣れてた仕事を手放して、また新たなことを覚えないといけないとなると、

人は、新しいことに懐疑的な考えを持ちます。

そんなものです。

 

もし、業務改革でハレーション(摩擦)が起きた時、まずは一旦立ち止まることがよさそうです。

つまり、作戦変更というわけです。

業務改革を、一つのゲームと思えれば、面白いかもしれません。

自分が軍師になって、この戦いをどう落とし前をつけるか、あれこれと作戦を練ってまいりましょう。

業務改革はチーム戦

まず、なぜ業務改革をすることになったのか。

原因を見つけます。

あることがあり、それが経営者にとって不都合なのかもしれません。

また、取引先など、外堀から埋められるように新しいしくみを取り入れないと生き残れないのかもしれません。

いずれも、業務改革をしようと思い始めたのが、経営者など組織のトップの人が思いついています。

だから、改革を推し進めることになっているのです。

逆に、現場から業務改革をしようと機運が高まることがあります。

このように、業務改革には、誰かしらの意志というものがあります。

それは、一体誰の意志なのかを、明確にしましょう。

もし、現場サイドからの要望で始まった業務改革でも、トップの人の力は必須です。

ひとりが行うのではなく、チーム戦で戦いに挑めば、おおきな障壁を切り崩すチャンスは早くきます。

 

次にやっておくことは、業務改革を推し進める人の、人望を高めることです。

約束は守る、現場の意見をまとめる、圧倒的な発信力と仕事遂行力。

改革を急ぐあまり、日常の仕事をおろそかにしがちですが、そうなっては改革に賛同する人が集まりにくくなります。

チーム戦で、仲間を増やせば成功の確率があがります。

しっかりと自分の人間力を高めておきましょう。

 

チーム戦と人間力。

この2つの武器を持てば、あとは淡々とタスクをこなしていきます。

同じものを6回触れさせると、人の脳は慣れてくる

次に、なかなか賛同できない人たちを仲間にする方法です。

1回で成功させようと思わないようにしましょう。

人は、異質なものはまず排除します。

でも、異質でも、6回ほど触れると、不思議と当たり前に変わって慣れてきます。

この戦法をとるのです。

少しずつ、パッチテストのように、濃度薄めから始めて、徐々に濃くしていくのか。

ちょっとずつ、日常業務に落とし込み、徐々に範囲を広げるのか。

これは、それぞれの事情で変わってきます。

ひとつ言えることは、この何段階かにわけて、新しいしくみに慣れていく時間を、とっておくことです。

本来、業務改革は、実は時間がそれほどかかるものではありません。

えいやっと、一気に変えることだってできるのです。

でも、最低6回は、変わり続ける環境にして、変わることが当たり前と思えるようにするのが、

業務改革の成功の道とも言えるのです。

業務改革とは、技術的なことよりも、まずは、人が慣れていく時間が、ほとんど占めています。

そのための、タイムスケジュール管理というスタンスで、進めるのが一番合っているように思います。

 

最後にひとつ。

業務改革を進めるうえで、一番大切なこと。

それは、変わることで、これから新しい時代に自分たちは、自分の足で歩んでいくんだという覚悟です。

時代は、ものすごい速さで変わります。

今、AIが一般利用できるようになって、そのスピードはますます早くなってきています。

AIのスピードで変革しつつ、人間に必要な時間を守り、その塩梅で切り抜けていくことが、

業務改革を進める担当者に求められています。

人間は、AIよりもたくさん時間がかかるけど、一旦変わったら、AIよりも強いんだと信じることです。

 

三国志の劉備と孫限。

一旦は、力を合わせてレッドクリフを攻略できたのですが、その後は別々の道を歩むことになります。

業務改革がゴールではありません。

改革はスタートに過ぎないということも、肝に命じておきましょう。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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