※読書習慣も、夢を支える柱になります。
毎日、生活をしていると、ただ出来上がっている仕組みの中で、ルーティンを回していることに、ふと、気づきます。
このルーティンが、自分にとって良いことであれば、日々の生活をするだけで、気持ちも向上していきます。
この、好ましい生活ができると実感していることが、一番の幸せなことです。
夢を持ち、それを実現できると、自身の存在意義を得ることができます。
これが、幸せを感じるからくりです。
しかし、この毎日のルーティンが、自身にとって幸せから離れていたら、改善しておく必要があります。
「できないからしょうがない」から、「幸せになれるため、工夫していこう」と、発想を変えられたら、この小さな一歩で、すでに幸せになれる切符を手にいれたと同然です。
もし、幸せになれない環境にいたとしたら、それを打開するために夢を持って、新しい習慣を作り上げましょう。
私も、雇われ時代から自分の道を歩みだしたのも、この新しい習慣を得たところが大きいです。
できなかったことを、できるようにする方法
やらないことを増やして、時間を作ります。
パンパンになったクローゼットから、いらない服を取り出して、新しい服を入れるスペースを作るのと同じ理屈です。
時間は有限です。誰にも1日24時間しかありません。
収納を工夫するように、効率的にタスクをこなせるのも大切ですが、絶対数を少なくすることが、一番効果が上がります。
まずは、新しい習慣を行う時間を、作り出しましょう。
今までの習慣と新しい習慣を抱き合わせる
玩具付きお菓子と同じです。キャラメルが食べると、もれなくおもちゃが付いてくるように、すでに習慣化していることに、新しい習慣を組み合わせます。
例えば、
葉を磨き始めたら、かかと上げ運動をする。
デスクに座ってパソコンに電源入れたら、今日のタスクをチェックする。
口寂しくなったら、お茶で口を潤す。
仕事に飽きてきたら、スクワット10回する。などなど
いつもの行動に、取り入れたい習慣をくっつけることで、新習慣の定着率が格段に上がります。
習慣化できなくても、焦らない
ここまでして、新しい習慣を得ようとしても、それでも続かないことが必ず起こります。
そもそも、人は変化を好まないものです。そして、取り入れたい習慣を、なぜ、今までできていなかったのか、訳があるのです。
古来生物は、新天地に行く時、生命の危機が生じるリスクを抱えていました。よって、人間の本能にも、現状を変えることから、遠ざけるようできているのです。現状維持が、一番安全だったからです。
また、今まで行ってきた習慣で、自分を維持せざる得ない状況があったのもあります。
なぜ、新しい習慣が得られないのか、きちんとした理屈があるので、悲観的になる必要はありません。
それでも、習慣化できない理由を理解しておこう
頭の中では改善したいのに、身体レベルで新しい習慣を受け入れられないときがあります。
これは、本音の部分で、変化を求めていないケースでしょう。
なぜ、変わろうとしないのか。もしかしたら、今までの習慣は、本来の価値観に従っている場合があります。
もし、理想とする習慣が身につかないときは、上っ面の理想を追いかけているかもしれません。
新しい習慣を受け入れない訳を、しっかり分析して、再度目標を再設定してみるとよいでしょう。
経理は、毎日同じことの繰り返し
事業の運営、会社経営の場合、夢に向かって新しいことを手に入れるには、どのような習慣化させる方法があるのでしょうか。
それは、「経理」です。
経理は、すでに仕組みができあがっているもので、必ず行わなければなりません。
経理をすることで、税務署や銀行といった外部の利害関係者や、社内の営業分析まで、関わるすべての人達に求められる帳票を作成することができます。
しかし、決算書を作るだけではなく、この取引を記帳するところから、経理業務を会社にとって良き習慣が生まれる仕組みとして、利用することができるのではないでしょうか。
手厳しい経理をこなしていくうちに、新たな習慣化となり、経営脳と経営筋肉が鍛えられるようになります。
もし、描いていた夢や目標に近づけるのであれば、ただで、それもサーキットトレーニングのように日々行う経理を、積極的に日々の習慣に取り入れたら、一石二鳥となるでしょう。
私が、社長自身で経理を行った方がいいと考えている理由が、これです。
みなさんは、歯磨きを他人に任せたりしますか?
始めは、歯磨きの仕方がわからないのは当たり前で、そのときは、人に磨いてもらって、ちゃんと虫歯にならないようにすることが大切です。
しかし、何年も経て、いつまでも他人に任せてしまっては、せっかくのルーティンをみすみす手放すことになり、もったいないのです。
大規模になって、一人ではこなし切れず、経理より社長業をしなければならない場合もあります。
しかし、それでも、社長一人で経理をしていた経験があれば、社長にしかできない内部統制も構築することも可能となり、いち早く異変を察知することもできるようになるのです。
事業規模が大きくなる前に、社会のルールに従って経理をする意味は、とても大きいと思います。
「経理戦略会議」は、経営の習慣化を目指す
私は、従業員5名までの規模の会社や事業を専門に、経理コンサルしている理由は、社長一人で経理ができる限界ギリギリのラインが、この「従業員5名まで」だからなのです。
一人ひとり、個性があるように、パーソナルなメニューを作ることができれば、社長の夢の実現を支える経理力をつけることができます。
人は生まれながらの経営者脳を持っていません。
経営者のカンが鋭く、的確な判断を下せる人が、たまにいらっしゃいますが、ほとんどの経営者は、悩みながら、トライアンドエラーを繰り返して、経営をしています。
であれば、経理を通じて経営者としての習慣を身につくことができれば、より近道で、経営者としての成長を成すことができるのではないでしょうか。
スポーツクラブのパーソナルトレーナーのように、事業を支える経理を目指し、新しい習慣を得られるよう願っています。