メルマガ「50代からのひとり仕事」(登録無料)

会計ソフトとの距離の置き方 上手く確定申告を乗り越えるコツ

  • URLをコピーしました!

RSS

follow us in feedly

確定申告の時期です。

毎年、頭を悩ませるわけですが、なんとかスルッと乗り越えたいもの。

なぜ、悩んでしまうのか。

この原因を見つけることで、確定申告を簡単に乗り越える秘訣がわかるかもしれません。

フォッサマグナミュージアム近くの糸魚川税務署にて

目次

なぜ確定申告が辛いのか。原因は〇〇です。

なぜ確定申告が辛いのでしょうか。

それは、いろんなことが複雑に絡み合っており、恐怖の正体がわからないためです。

相手の顔や本性がわからなければ、対処する方法がわかりません。

この意味不明な敵と闘おうとするから、辛いのです。

登山を例に考えてみましょう。

登山口に入るとき、鬱蒼とした木々の中、獣道のような細道に分け入るとちょっとワクワクしたりします。

けれど、どこまで歩けば頂上に着くのか、この先がわからなくなると、途端に息が上がり、辛くなってきます。

基本、登山道には道標があります。

分かれ道には必ずあって、どの道を行けばいいのか、あと何キロメートル歩けばいいのか、登山者に知らせてくれます。

このおかげで、登山ができて、みな頂上を目指そうとするわけです。

しかし、確定申告の場合、慣れていない人にとって、何をどうすればいいのか、どこから手をつけたらいいのか、非常にわかりにくいものになっています。

専門家である税理士に依頼したとしても、どのような作業をして仕上げているのか、ブラックボックス化しており、最後の最後まで、敵の正体がわからずじまいだったりするのです。

また、税法も非常にわかりにくい。

国税庁が出すQ&Aは、すべてPDFファイルに集約され、検索するにも見つけるのに難儀です。
(NotionAIなどに食わせて、解析できる今、なんとかなりそう……)

登山のときのわかりやすい道しるべのようなものがありません。

だから、確定申告が辛いのです。

どのような道しるべが必要なのか

では、確定申告版道標に、どのようなものがあればいいのでしょうか。

私なりに考えてみました。

  1. 事業を始めるときに準備するもの(服装、靴の選び方)
  2. 税務署や役所に提出する届け出の種類と提出期限(登山時の手続き方法)
  3. 確定申告に至るまで、必要なガジェットとソフトやツール(登山グッズの使い方)
  4. 国税庁サイトの解析(道しるべの探し方、読み方)
  5. 日々の経理のコツ(山道の効率の良い歩き方)

こんな感じでしょうか。

もちろん、一人ひとり体力や足腰の強度が違うように、一人として同じ経理であることはありません。

自分に合った方法を見つけるには、人からのアドバイスを受けて、自分で試行錯誤をするしかないのです。

とはいえ、一つ間違えただけで、税金の金額が変わってしまうわけですから、慎重にならざるを得ません。

これだけ、準備しておかなければならないのに、一つも間違わずに進めるなんて、無理ゲーといっても過言ではないでしょう。

ちなみに、私は個人事業主がスタートさせるための準備を、Notionにまとめています。

Notion個人事業主開業準備リスト

Notion個人事業主Bookkeepingパッケージ

よろしければ、複製して活用していただければ。もちろん無料です。

※いずれも白色申告、消費税免税の方が対象です。

確定申告の本当の敵は、難解なツールです

さて、ここまで確定申告という山を登るための準備はおおよそイメージがついたかと思います。

でも、どうしても難解な岩場が必ずあって、クライミングのトレーニングをしないと攻略できないような、厳しい局面があったりします。

それは、会計ソフトの扱い方です。

今は、簿記を知らなくても、誰もが利用できるようなUI(画面設計)がなされ、カード情報やAmazon、銀行データが会計ソフトに連携されて処理がずいぶんと楽になりました。

とはいえ、原理原則である簿記の起票から試算表までの流れは変わりません。

この理屈がわからないと、なぜ、会計ソフトでそう処理されてしまうのか、なぜ数字が合わないのか、全く原因がわからなくなるのです。

簿記の原則に沿って作られたシステムですから、一般の人からみたら、

「どうして、こんなにこねくり回したシステムなのか?」

理解に苦しむわけです。

私の場合、この難解なツールを使いこなして、仕訳の乱れ打ちや一括仕訳登録という離れ業を使っています。

簿記の原則に沿った最終のチェック方法を知っているからこそ、商売道具として使いこなせるのです。

会計ソフトを利用するには、理解しなくては!!!

普通、みなそう思います。

でも、プロは会計ソフトを理解しようとしていません。

ひたすら簿記原則に沿ってどう操作するのか、一括仕訳登録の方法はなんなのか、メーカーごとのクセはなにか。

一歩引いた場所で、釣り竿から垂れた糸の先に意識を持って魚を釣る感覚で、会計ソフトを使っています。

だから、自分の分だけなら、確定申告が大変だとは思うことはないのです。

 

会計ソフトから、いったん距離を置きましょう。

あくまで、Excelやスプレッドシートで仕訳を登録しておきます。

あとは、一括で登録して、試算表でチェックする方法を学びましょう。

こうすれば、会計ソフトに振り回されることなく、経済的にも効率的にもよい使い方を覚えられるようになります。

ぜひ、軽々と確定申告を乗り越えましょう。

2年目、3年目になれば、山道にも慣れてきます。

自分の足腰を鍛え、明るいひとりビジネスを進めて参りましょう。

=編集後記=

【昨日のできごと】

委託業務のあとに、メルマガ執筆。夜にブログを執筆。
徐々に日常を取り戻しつつあります。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

=おすすめのサービス=

◉「まずは相談」それぞれの困りごとにアドバイスいたします。

個別相談

 

◉自分の力でクリアされたい方向け

オンラインショップ

オンラインセミナー一覧

 

◉公益法人運営サポート
公益法人運営サポートサイト↓

公益サポート合同事務所

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

目次