ひとり社長など、たったひとりで行う仕事で、一番困ることはなんでしょうか。
人手が足りなければ、充足すれば解決します。
効率化をしたければ、ガジェットを買えば、ある程度は改善されます。
ところが、仕事の成果を計測するのが難しいと感じていらっしゃいませんか。
今日は、その指針の持ち方を考えてみようと思います。
金額だけではない、仕事の成果とは
仕事で成功したと思える基準は、主に「金額」で査定されることが多いです。
売上高がどのくらい増加したか。
利益がどれくらい残せたか。
利益率は改善できたか。
数字を元に、経営判断をするわけですから、金額は外せない指針のうちの一つと言えるでしょう。
しかし、仕事とは、そう簡単に分析できるものではありません。
確かに、金額は、すべてを測ることができる唯一のものさしです。
しかし、金額だけ追ってしまうと、過去の成果しか分析ができません。
仕事による影響がどう未来に波及できるのか、わかりません。
あぶり出すことは難しいのです。
仕事は、人間関係の中で成り立っている
では、未来へ波及できる成果は、どのように評価すればいいのでしょうか。
それは、「人」です。
お客様、取引先、従業員、出資者、従業員の家族も含まれるでしょう。
その仕事に関わる人が、どのように変化していったのかを見れば、その仕事は、一定の成果を上げたことになります。
例えば、従業員の場合です。
離職率が低いだけが、評価の対象になりません。
自分の部下が評価され、いきなり支店長に抜擢された。自分から提案できるようになった。といった、従業員一人ひとりが、充足感を得ていれば、その仕事は成果があったと言えます。
お客様のリピーター率も同じです。もう一度同じサービスを受けたいと思っていただけたことが、なによりも大きな成果のうちの一つです。
取引先に愛される、得意先に頼りにされる、銀行や出資者から信頼される。
これらすべて、その仕事の未来がより発展していく証なのです。
仕事は、単独でなし得るものではありません。
ひとり仕事であっても、サービスを求めるお客様がいらっしゃる以上、それは人と関わっています。
相手の見えない仕事であっても、必ず受け手が存在します。それが、仕事です。
いい仕事をするのは、関わる人に思いを馳せることができるかどうかが勝負です。
仕事の価値は、売上金額と人が育つ土壌の両輪である
人が動いたあとに、金額に反映されています。そのムーブメントを知っておくのが、経営とも言えるでしょう。
また、受け手にどれだけ思いを馳せることができるかどうかで、市場調査やマーケティングに影響を与えます。
このように、金額と人の動きの両方で、真の評価ができるのです。
今の仕事が、果たして上手く行っているのかどうかは、皆さんの通帳残高を見ただけではわかりません。
従業員の成長、そしてお客様の潜在意識を引き出せたか。ともに「人の成長」と言えるでしょう。
お金と人がどのように成長できたのか。
この両方をチェックしてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、改善点が見つかるかもしれません。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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