※電子帳簿保存法にそった電子取引データベース You Tubeよりスクショ。
電子帳簿保存法が施行されて半年が過ぎました。
2年の猶予期間があるとはいえ、今からメールで届いた書類を、データのまま保存する習慣を身につけるチャンスだと思っています。
自分たちの効率化のためにやってみる
法律が変わり、それに従わなければならないとき、
効率的な仕事に変えていくチャンスととらえましょう。
積極的に、変化を受け入れることで、新たな時間を手に入れることができるからです。
さて、この場合、システムをどんと入れて機械に任せていくのか、
今持っているリソースを活用して、資金をかけずに効率的に工夫できる方法を探るのか、
これは、組織の規模や性質によって、変わってきます。
今回紹介する例は、新たに大きな資金を投入せず、一人のバックオフィス担当者に押し付けない、
会社全体で新しい仕組みを取り入れて、業務全体を改善するきっかけにするものとして、
この「電子帳簿保存法」のうち、電子取引データ保存について、可能性を検討してみました。
電子取引保存要件
電子取引データの保存とは、「電子帳簿保存法」のうち、
メールやwebで、贈られてきた請求書や領収書を、電子データのまま保存するものです。
かつては、このようなデータは、紙出力して保存することが決まりになっていました。
しかし、この「電子帳簿保存法」が施行されてから、データはデータのままで保存しなければならなくなったのです。
要件は、おおまかに次のようになっています。
・タイムスタンプは、認証を受けたシステムであること(真実性)
・検索しやすいようにすること(可視性)
この認証を受けたタイムスタンプを導入するためには、その機能を持った会計ソフトにしなければなりません。
しかし、中小企業や個人事業主といった、ひとりで経理をする場合、わざわざ今まで利用していたソフトを変えるには、大変エネルギーがかかります。
また、機能を持ったクラウド会計ソフトを持っていたとしても、追加料金を支払って、毎月の出費が増えることも、負担が大きくなるのです。
であれば、今使っているリソースで、無理なく続けられる方法を作ればいいわけです。
これには根拠があります。
法律でも、タイムスタンプを導入出来ない場合、
・事務処理規定を備え付ける。
・ファイル保存ルールを、決めておく。
取引先や月ごとなど、ルールを決めてフォルダにまとめておく。
ファイル名の法則を定めること。日付、金額、取引先名、帳票の種類等を
・探しやすいように、Excel等で検索簿をつくっておく。
といった、対処方法でも、電子取引データ保存をしているとみなしているからです。
今回は、こちらの要件に沿って、Notionでまとめられるかどうか、やってみました。
操作は至って簡単、PDFファイルを添付するだけ
データベースを作る
まず、Notionにデータベースを作ります。
様式は、テーブルビューを選択します。
ファイル名の要件にされている、4つの項目と、自分で必要と思うものをプロパティにします。
ここでは、
取引先、金額、タイプ(帳票の種類)、購入日、データが作られたタイムスタンプ、
そして、URLと、勘定科目もつくってみました。
これだけで十分でしょう。
ちなみに、取引先データベースとリレーションを組むことで、取引先データを引っ張ってくることができます。
そうすることで、取引先の詳細を、随時確認することもできます。
私は、関連する勘定科目も、参考にタグ付けしています。
テーブルビューにすると、このようになります。
※データベースの一部
もうこれで、要件である、
・ファイル名で必要とされる項目と、統一することができる。
・簡単に検索かけることができる。
をクリアしています。
iPadなどから、Gmailにきた領収書を添付する。
やり方は、基本機能のみ使うだけで、難しくありません。
こちらのYou Tubeで、解説しているので、参照していただければ。
実際に、取引簿にメールの領収書を添付してやってみたので、
こちらをごらんください。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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