失敗はできれば避けたいものです。いや、失敗はあってはならないものです。
一番怖いのは、理解しているつもりで失敗してしまうことでしょう。
しかし、失敗を恐れて挑戦することを避けたら成長が見込まれません。ここのバランスが初めからわかっていたらいいのですが、そうもいかないのが、怖いところです。
今回は、自分が理解していたつもりだったため、起きてしまったことを整理してみようと思いました。
パソコン環境を理解していなかったために起きた失敗
私は、思い込みでパソコンとサーバーの連携ができなくなってしまったり、パソコンにログインできなくなったことがありました。
パソコンとサーバーを導入した時から自分が関わっていたら、どのような仕事をしたいのか完成形を知っているので、それに合わせた設定を組むことができます。
しかし、他の人が組み上げた環境のため、当初私が考えていたことを見込まれていません。よって、異なった設定をされていました。パソコンのOSのバージョンが異なっていたりなど、想定していない事象が起きてしまいます。
そして、そこを理解していない私は、「これは当然設定されているよね。」「いや、今までこうだったから、まさかこんなことはないよね。」とバイアスがかかって、初めからチェックをしておかないといけないことを気づかないまま、突き進んでしまいました。
その結果、パソコンに不具合を起こし、人様に迷惑をかける事態となりました。
人に任せるリスク
パソコンとサーバーを設定している方がいらっしゃったので、私の希望を伝えて、設定していただくことにしていました。環境を知っている人にお願いすれば、失敗するリスクは下げられるだろうと思ったからです。
しかし、結果は違いました。
私が依頼しているので、きっかけはあくまで私です。
イレギュラーなことを私が言い出しているので、私が色々想定しておくべきであったのです。
しかし、先の「まさか、設定しているはずだ」と思い込んでいることで、見逃してしまったのです。
この思い込みは、パソコン環境をしっかり理解していれば、避けられてたでしょう。思い込みは、現実を知らないことで、頭の中を補完するために自分が生み出したものです。
自分の知らないことを人に任すいうことは、自分で理解する機会を手放すことなのだと思い知らされました。
新しいことをするなら自分が責任取れるよう主導権を握る
人にお願いする場合、自分がすべて理解した上でお願いすることで、失敗リスクが上がっても、自分で対処することができます。
しかし、全て自分が理解できることは早々にありません。特に挑戦するということは、理解できていない世界にいるということをわかっておくことだと思います。全て理解してからやろうとしても、いつまでも挑戦すらできることはできません。
ならば、失敗を含めて起こったことは引き受ける覚悟を持つことだと思いました。
今回は自戒の意味も込めて、思い込みの怖さについて、考えてみました。