※毎朝のアウトプット、モーニングノートに使っているお気に入りのノート
先日、娘がこっそり週刊少年漫画誌に、作品を応募したらしく、結果は残念でしたが、名前が載った該当号のマンガ誌を見せてくれました。
そこに、総評として書かれた漫画家の先生のコメントが、深い言葉でした。
「読み味がそれぞれ違う作品があって楽しく拝読させていただきました。持論なのですが、漫画を作るのには○○○○○以外にも色んな漫画雑誌を購読してみるのがオススメです。」
出版社の担当なら、せっかくの金の卵が他誌に移ってしまいかねない発言で、肝を冷やしただろうと想像するのですが、それでも、このコメントを堂々と掲載する姿に、創造する仕事をする人の共通する考えなのだろうと、思った次第です。
この考え方は、作家さんに限らず、すべてに通ずるように思えてしかたありません。
世界は思っているより凄く広い
単なる趣味から、食べるためのワークにするには、世界が広いことを知ったほうがよさそうです。
先の漫画応募の場合、もしかしたら他誌だったら、作風が合っているのではと、思われた作品があったのかもしれません。
仕事するときも、働くフィールドが違うことに気がつかないと、需要と供給が成立しません。
また、別の意味で、様々な世界を知っていると、自己満足から他己満足になりますし、身の上にどれほど大変なことが起こっても、気持ちに余裕を持つことができます。
このように、知っている世界が広いと、いいことがたくさんあります。
クラシックのピアニストがジャズを弾く意味
クラシックピアニストの世界でも、同様のようです。
今回行われたショパンコンクールの本選まで勝ち上がったコンテスタント(コンクール出場者)で、ジャズを得意とする方が何人かいらっしゃいました。
私の記憶の中で、鮮明に覚えているのが、1985年、若干19歳で一位を受賞したスタニスラフ・ブーニン氏。
コンクール後にテレビのインタビューで、彼はジャズが好きでよく弾いていることを話していたのを見て、音楽を追求する人は、なんでも知っているんだなと、感心したことを覚えています。
今だったら、ポップスも弾きこなしていたでしょう。
クラシックだけしか弾かないと断言するピアニストが大多数だった時代に、クラシック以外の分野も知っているブーニンは、クラシックの魅力を、興味なかった人たちにも、影響を与えています。
狭義的に極めるより、様々な分野で活躍できる才能は、やはり天下一級です。
新しい価値観に触れると単なるコダワリではなく深く知れる
その後、ブーニンに影響を受けた私は、ジャズにも傾倒し、ジャズの世界からクラシックに進出したアメリカのジョージ・ガーシュインの作品をこよなく愛するようになりました。
これにより、逆にクラシックの奥深さを、違う視点から気づくことができたのです。
ジャズは、即興で音を重ね、セッションという名で、音楽をその場で組立てていきます。
しかし、ジャズピアニストである小曽根真さんは、とあるクリスマスコンサートのトークで、
「ベートーベンの曲に、音を足そうとあれこれやってみるのだけど、あまりにも完璧で、余計な音が入るスキがない。」と、おっしゃっていたのを、思い出しました。
ジャズを知っているからこそ、クラシックの凄さを知る。
このわかり味の深い言葉から、音楽を知ってよかったと思うと同時に、これは、何事にも、通じていると気づいたのです。
もし、現状に閉塞感を覚えている方がいらっしゃるのであれば、ぜひとも、違う世界を覗いてみていただきたいです。
別に違う世界に行く必要はありません。ただ、「他を知る」が、「無知の知」に繋がり、現状を打開する術を身につけることができるかもしれません。
「飽きてくる」とは、脳の疲労だそうです。
新しい刺激を受けて、心身ともにリフレッシュできることを願っています。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
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