人に伝えたいものがあるとき、一体どのくらいのボリュームであれば十分なのだろうか。
昨今のSNSが主戦場になっている発信活動。
少ない文字数で、どれだけ自分のことを知っていただくか、最近考えるようになりました。
覆面アカウントによるThreadsでのできごと
実は、私。
音楽・芸能界隈で、覆面によるSNS活動をしています。内緒なので、ここでは言及しません。
プラットフォームはThreadsです。
Threadsとは、Instagramのアカウントを持っていると、簡単にアカウントを運用できるので、画像・写真はインスタへ。コメント重視であればThreadsへ、投稿を分けることができます。
また、Instagramの投稿を、Threadsに展開することもできます。
そういう意味で、一つのネタを多方面に展開しやすいのも魅力のひとつです。
とある日、私は、とあることで、その界隈の方々が残念がる投稿が多いことに気づきました。
今思えば、SNSでの発言は時間とともに薄れていくので何もしなくても良かったのに、あえて、原因と理由を解明した投稿をしてしまいました。
その投稿に、どなたかが指摘する投稿をまた、目にしてしまい、私は名乗り出て、ことの真意を釈明する展開になりました。
SNSあるあるですね。
結果は、事なきを得て、誤解もなくなり、今では互いにフォローしあうようになっています。
実は、Threadsの500字は、非常に難しい文字数なのだと、このことをきっかけに知ったのです。
文字数ごとに伝えられるもの
ここで、各プラットフォームでの制限文字数ごとに、発信できることを整理してみました。
これをもとに、各プラットフォームでの戦略を考えてみてもいいかもしれません。
140字(X)
本当に、一言ちょっと。
140字は、一つのことを、言葉を削ぎ落として、簡潔に伝える文字数です。
そのため、インパクトのあるワードと、インパクトのある写真や図、ショート動画を載せがちになります。
また、140字では言い尽くせないことを、連投する形で文字数を増やすことができます。
そして、有料課金をしているアカウントのみ、最大25,000字まで投稿することができます。
もう、ちょっとしたブログのようなもの。
おそらく、無料と有料のアカウントは、タイムラインのアルゴリズムも全く違う可能性も否定できません。
500字(Threads)
たいていのことは、500字あれば書くことができます。
しかし、短文に慣れているSNSの人たちの中で、こちらの真意を最後まで確認するため、読み切ることをしない人が多いです。
そういう意味で、同じ価値観の者同士が、共感を得るには十分ですが、毛色の違うことを500字で説明して理解してもらえるかどうか、非常に怪しいです。
2,000字(WordPressやnote等のブログ)
2,000字は、ちょうど読み切るのに、4分から5分かかる量です。
私の場合、書くには40分から50分かかります。
コンテンツ消化の10倍はかかるライティングですが、その分、書きながら熟考することができて、読む方々への配慮もしつつ、コンテンツ制作になりやすいです。
一つのことを、背景、定義づけ、理由、自分の見解、最後の着地点をひとつのコンテンツの中に、展開することができます。
やはり、2,000字は最適解
またまた、白状しますが、実は、私、noteにも覆面アカウントを運用しています。
さきほど書いたようなやり取りを経験したので、ネットで深く語るには、字数が必要だと考えています。
また、この文字数は、音声や動画で発信するにも、ちょうどいい量です。聴くにも、4〜5分の時間です。
なにか、一つのテーマを丁寧に伝えるなら、最低2,000字を。
そうすれば、誤解するリスクも減り、より多く届けることができます。
とはいえ、時代はどんどん、短く少ない時間と文字数に慣れてきた人がどんどん増えてきます。
はたして、2,000字の文章が最後まで読んでもらえるかどうか。
でも、そんな無骨な2,000字を、最後まで読んでくださる方が一人でもいらっしゃるのであれば、私は、ブログを書くことをやめないでしょう。
また、2,000字のブログを書くことで、話す内容を脳内だけで整理させることもでき、とっさに発信する力もつく、いいトレーニングになります。
すべての人に勧めることは難しいかもしれませんが、2,000字を書き続けることは、良き鍛錬になるので、やってみようと思う勇敢な方がいらっしゃるなら、ぜひ、背中を押してさしあげたいです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
沖縄で、星野源さんのライブをききに、滞在していました。
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