なぜ、NotionはNotion(概念)と名付けられたのか。
その理由が頭がモゲルほど納得できた一日でした。
Notion Students 2025に呼んでいただき、初めて参加した私は、大いなる刺激を受けました。

グループワークの様子
下北沢は、発信する場所
久しぶり(30年?ぶり)に会場がある下北沢駅に降り立った私は、体内方位磁石がくるくる回るがごとく、即迷子になりました。
以前きたときの記憶では、そこら中が工事だらけで、どこを歩いても工事現場の壁が取り囲む街でした。
その前は、確か中学生?のとき。開発以前の町並みは、怪しげな街の印象が強く、私の記憶が全く役に立たなかったのです。
少し迷いながら歩くと、昔ながらの商店が残っていました。

行きは繁盛してお客さんが多かったので、帰りの閉店前に撮影してきました。
手焼きせんべいを、バラで販売する昔ながらのスタイルが健在で、長年商売を続ける店主はいたって元気です。そして、線路越えたところには小劇場が点在しています。
最新の街であり、昔の面影もしっかり残っている街。ここで行われるNotion Studens 2025に、壮年に差し掛かる私が参加できる意味に、妙に納得です。
なんとかたどり着いたレンタルスペースで「Notion Students 2025」が、今始まろうとしておりました。
運営のコジマさん、たいちさん、Beeさん、そしてNotion Campus Leaderのみなさん、そして一足先にいらしていたNotionアンバサダーの円谷さん。そしてすでにノートパソコンを開いて何やら作業しつつ談笑する学生のみなさんが、すでに揃っていました。
すみません、Google Mapsをみても街のオーラに負けて迷った私はギリギリ到着してしまいました。
そんな混沌とした私の脳内が、あっという間にNotionに整えられていきます。
この安心感はもう、Notionを手放せない人生になっていることを表しています。
ライトニングトークとグループワーク報告を受けて
早速、イベントで見つけた珠玉のコンテンツをご紹介してまいります。
ライトニングトークで、学生がNotionを使う意味を知る
今回は、以下のとおり、6名の学生さんが発表されました。
私は、大人たちのNotionページを見る事が多く、学生さんのページをしっかり拝見するのが初めてでした。
どうも、大人のNotionページには、その後にくる「稼ぐ・生活・家庭」という第三者の匂いが残っています。
でも、学生さんの殆どが、自分自身を見つめるためのツールとしてNotionを活用しており、ピュアなページに嬉しさとワクワクで心が踊らされました。

当日、参加者で共有したNotion Studentsページより
はるきさんは、Notion Campus Leaderであり、AIの専門家として企業研修にも登壇されています。
新しい機能を使いこなすのは当然、Notionメールを使う様子、もちろんAIを絡めたものは圧巻でした。
実は、はるきさん、このあとのグループワークで凄腕をふるい、かっこいいシステムを組み上げ、かつグループメンバーにローンチまでしています。
Emilyさんも、Notion Campus Leaderです。
中学3年生から使っていた、当時のNotionページをBefore Afterとして公開されました。
いや……、同世代の我が娘にも当時、Notionのアカウントを作ってあげたけど、自分のこととして使いこなすところまでできませんでした。
この違いはなんだろうと考えた結果、自分の中で目標を持って努力したいと思えてたかどうかだと気付かされました。
Emilyさんは、相当な努力家だったんだなと。そして、今があるんだと伝わりました。
最後の締めの言葉「Notionは人生の宝箱になった」は、過去から継続して記録し続けたデータが、NotionAIによって生まれ変わることで、代えがたい宝になることを伝えてくれています。
あと、プレゼンとしてトグルとボタンを利用してNotionページを展開する工夫も、評判よかったです。
次の発表は、橋本さん。
メモをただ残すのではなく、活かすための工夫を見せてくださいました。
これは、メモの記録メソッドとして完成されたしくみです。

ライトニングトーク資料の一部より
私自身も、仕事の議事録はすべてカレンダービューで管理しています。下手すれば、Notionカレンダーから起動して記録しています。
書いたメモ、どこいった?と探す場合、とっととカレンダービューにしてしまえば、見つかりやすくなることを、とてもわかりやすく見せてくださいました。
4番目は、仙台からオンラインで参加のたいがさんか(Notion Campus Leader)。
新しく実装されたタブ機能の活用事例を紹介いただきました。
5番目は、つくるさんのページ紹介です。
エンジニアとして活躍されており、Notionページが非常に居心地のいいスペースになっておりました。
パスワード管理は、1passwordなどのツールを使うことが多いのですが、つくるさんは、自作でWeb上で生成パスワードツールを作り、それをNotionに埋め込んでいます。
その下にパスワード一覧がデータベース上に展開しているので、作成から管理までひとつのページで完結されています。

パスワード管理ページ。なぜか名前が「小平市」。地元感があっていい。
そして、ChatGPT’sによるカスタマイズされた自分用AIと、Notionカレンダーを並列したページ。
つくるさんの世界観が手に取るようにわかります。

NotionAIでは足りないところを補完したページ。Arcブラウザならではのしくみです。
一言で、映画「Standby Me」の少年たちの秘密基地を彷彿させます。
こんな世界に籠もれたら、最高です。
そして、最後に細谷さんの発表です。
細谷さんは、大学を休学して、現在スタートアップ会社の代表取締役として、音声コンテンツとしてのボイスコミック作成や、AI開発やコンサル業を営んでいらっしゃいます。
スタートアップ企業のNotion利用例として、これは正式にウェビナーしてもいいかもしれません。
大人のスタートアップと違い、学生の視点で作られているので、Notionの良さである「柔軟さ」を最大限に引き出したページになっていました。
この柔軟性は、結果を求める大人より学生が作るとより発揮しています。
ここに、学生世代がNotionを使う理由があると思いました。
個性的なページを展開したグループワーク発表
ライトニングトークのあと、休憩を交えてグループワークに入ります。
各グループにNotion Campus Leaderも交えて、みんなでNotionページを作り上げます。
もう、個性爆発で見ていて楽しかった!!

当日、参加者と共有したNotionページより
授業のコマをギャラリービューのデータベースで時間割のように並べ、ノートを探しやすくした「授業ノート」
Notionのプロジェクトとタスクを使った、タスク管理。最後にチャートで達成度を可視化したページは、みんなのNotionページに導入しやすいのではないでしょうか。
こうしてみると、学生はタスクに追われる生活なんだと、改めて感じました。
そして、
そして、会場でどよめいたのが、はるきさんがサポートに入ったグループの発表です。
LINEを使った家計簿です。
Notionのデータベースに写メで撮ったレシートをLINEで取り込みます。
そして、GASを駆使し、Geminiによる画像分析結果をNotionのプロパティに展開するしくみをたった1時間で作成し、グループメンバーにローンチしました。
実は、当初、私もサポート入ろうと思ったのですが、1時間でできることは、Notionの基本的な機能のみで工夫する方法を提案しました。
しかし、AIをベースにしたしくみを作りたいと、強い要望から、はるきさんの爆速コード生成が炸裂し、完成までいったのです。
Cloudeを使って、GASのコード800行を一気に生成する姿は圧巻でした。
その他は、ボタン機能を使ったタスク管理、ゲームをWeb上で作成し、Notionに埋め込んだページなど、実用性のあるものから、遊び心満載なものまで、色とりどりなページが生まれました。
壮年のNotionと学生のNotionの違い
今回のイベントで、参加したみなさんにコメントできなかったことがひとつありました。
それは、世間慣れした大人が作るNotionと、エネルギッシュな学生が作るNotionでは、全く持って別物だったということです。
とにかく、学生は遠慮なく、自分のできること、世界観をストレートに出します。
でも、社会で擦れてきた大人たちは、業務で便利なこと、お金に繋がりそうなもの、家族のため、などなど自分中心ではなく、他人を見据えたページが多いことに気がついたのです。
私は、50歳すぎてから、忘れていた自分を取り戻し、ひとりでビジネスをするために試行錯誤してきました。
だからこそ、学生のようなストレートなNotionページは、私の目標となったのです。
ページというより、Notionに向かい合う気持ちの部分でしょうか。
人からの評価に支配されてきた人生だったことを、改めて感じました。
自分が教えるより、参加した学生のみなさんから教わることが多かった今回のイベント。
また、伺える機会があれば、またみんなに会いたいです。
帰りは少々放心状態となって、下車する駅を降り過ごしたことは内緒でお願いいたします。

小田急線代々木上原駅下車なのに、ひとつ先の代々木八幡駅まで行ってしまった結果がこちら。
=編集後記=
【昨日のできごと】
娘の引っ越し準備、一緒に過ごすのがあと2日間しかないので、小さな思いでづくりとして、一緒にIKEAに行くなど、家族との時間を多くしております。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
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