究極の業務効率化を探し続けていると、意外なものにいきつくことがあります。
宝物を探し続けていたら、実は日常の中に普段利用していたなんて、起こり得るのです。
業務効率を推奨する私が行き着いたのは、ガジェットでもなく、メソッドでもなく、嗅覚の刺激によるやる気スイッチONでした。
祖母から教わった香りのパワー
私の母と、その母、つまり祖母の代から、香水を愛用していたため、もしかしたら、自分もその影響を受けているにちがいありません。
香りは、女性にとって身だしなみの一部です。
香りを身にまとうことで、自分のオーラを強化する効果もあるそうで、お気に入りの香水を生涯使い続けている人もいます。
その女性としてのあり方を、私は、子どもの頃から生活の中で教わってきました。
私の母は、クリスチャン・ディオールの「ディオリッシモ」をずっと愛用していました。
私の祖母は、シャネルのNo.5?だったか?もしかしたら、番号は違っているかもしれませんが。
この二人の女性は、一つのブランドを生涯亡くなるまで愛用していました。
そして、今。
お盆の時期になると、お墓参りの代わりに、デパートコスメカウンターを訪れ、それぞれの香りを味わうことで、故人との思い出に浸っています。
普通、お墓参りのお線香の香りなんですけどね。
そんな体験から、私は、
「大人になったら、私も自分の香りを持つんだ」
「そして、私が死んだあと、娘がこの香りで母親のことを思い出せるようにしておきたい」
と思うようになりました。
そして、3人目の娘を出産したあと、ゲランのフレグランスコンサルテーションに申し込むことができ、そこで一つのこだわりの香りと出会いました。
私が、ここまで頑張ってこれたのは、この香りのおかげです。
辛いときも、ここぞと勝負をかけるときも、この香りを自分だけのスペースに忍ばすことで、やる気スイッチが入ったのです。
そして、今、度が行きすぎたのか、仕事効率化に香りの効能を導入するまで、極めてちゃいました。
なぜ香りが業務効率に効果があるのか
香りは、鼻腔を通じて、脳に直接記憶を定着させる効果があります。
私が香りを選ぶとき、次のことが脳内に起こるかどうかで良し悪しを決めています。
- 鼻腔に香りを入れたとき、脳内に見知らぬ景色が浮かぶかどうか。
- 香水の色が、人口着色ではない。
- 化学物質による、香りの生成ではない。
- 年代によって、品質が変わること(原材料が気候変動の影響を受けること)
- 原料不足により、生産されない年もある。
これらの関門をくぐり抜けたあと、自分の脳から新しい何かを作り出そうとする兆しがあれば、その香りは購入すると決めています。
一番は、脳内に見たことのない景色を見せてくれるかどうか。
これです。
言葉ではないツールで、自分の脳に直接働きかけるシグナルが、嗅覚からはいってきます。
焼き鳥やの前を通ると、ついつい、何本かテイクアウトしてしまうように、
香りは人の行動を起こさせる起爆剤になるのです。
よく、種類によって効能がありますが、あまり気にしていません。
素の自分に近い香りに出会うかどうか、自分の感性を信じて香りを選択しますが、
この行為こそ、自己受容であり、自分を信じる第一歩になるのです。
私が取り入れている香りによる業務効率アップ術
実は、香水にはnoteが何層も重なっています。
最初に香るもの、次に出てくる香り、さいごまで続く香り。
だいたい、この3層で成り立っています。
この調合は、調香師に腕によります。
調香師が香りを作るように、自分だけの業務効率アップのための調香をしていきます。
仕事部屋にルームフレグランス
まず、ベースの香りを決めます。
ここで重い香りにしてしまうと、上に重ねる香りが薄まってしまうので、明るく元気になるものを選択しています。
私は、ジャスミンの香りを少女時代から持っているキャラクターとして、持つようにしています。
いろんなブランドが作る、ジャスミン系の香りを試してきましたが、
私は、こちらのブランドが作るジャスミンがドンピシャにハマりました。
こちらのブランドは、本家ジャスミンの生産地でもあるタイのものです。
現地の専門家が作り上げる、ジャスミンらしさを引き出した調合は、他のハイブランドのものより極めていると思っています。
いつも、販売しているものではないので、普段は使いません。置いてあるだけでも、脳内にジャスミンの香りが復活するので、ハイコスパです。
どうしても、部屋の空気が重く感じるとき、瓶に香りを少し足して、部屋を明るくしています。
手元に置く香り
スタンディングデスクで、やる気を出すとき、私は手のひらに塗香を塗布して、仕事をします。
キーボード、ペンで字を書く。
手元が動くたびに、ふんわりと鼻腔に入ることで、集中力が倍増します。
この効果は、強烈であります。
そして、この香りは持ち歩きができます。
外で、仕事をするとき、この塗香入れを手の中に入れるだけでも、効果があります。
自分が香っても、影響ないところでは、MacBookAirを開いたら、手のひらに塗布して仕事をします。
おかげで、MacBookAirのキーボードに、ほんのりと香りが移っています。
部屋全体の香り、手元の香りと層をなすことで、自分の磁場を強化するイメージです。
香りのお裾分けも
実は、名刺入れに、ほんのりと香りのする千代紙を入れています。
銀座鳩居堂で購入した、文香です。
香りが苦手な方には、文香から一番遠いお名刺を差し上げています。
でも、共感していただけそうな方には、文香のそばいた名刺を差し上げています。
実際には、ほとんど香りはしません。
古来、文に香りを忍ばせることで、思いを届けるというロマンチックなやり取りがありました。
今はすべてデジタル化されて、香りを伝えることがなかなかありません。
今のビジネスの時代、名刺交換でさえ、なくなるでしょう。
でも、それでも、香りの共有は、一つの仲間づくりのアイテムとして、活用できるのではないでしょうか。
香りは、脳内と周囲をつなげる存在である
このように、香りは、自分自身へのモチベーションアップに活用し、仲間を作るフックとして忍ばせることもできます。
こうしてみると、自分だけではなく、人とつながるツールとして利用してみると面白いです。
でも、香りは使いすぎると毒になります。
香りが匂いになり、周囲の人を遠ざけるツールにもなるのです。
そこは、取り扱いを気をつければ避けられるリスクです。
また、ものによっては、アレルギー反応がでることもあります。
洗濯の柔軟剤の合成香料による、アレルギー症状に悩む方も多くいます。
そう云う意味で、香りの取扱は、慎重にしなければなりません。
香りの取り扱いは、私はコスメブランドのゲランカウンターで、多くを教わりました。
自分だけに香る付け方、スプレーで放たれた香りの下をくぐって、全身に纏う方法。
飲食店に行くときの付け方。
身体の熱を利用した発香のしくみ、などなど。
やたらと、腕や首に、シュッシュと振りかければいいわけではありません。
まずは、ルームフレグランスにチャレンジしてみてください。
鼻の中に入って来た香りが、脳内に花を咲かせてくれる感覚を味わえたら、それは、自分だけの味方になってくれる香りに育ちます。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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