AIは賢くて、とても優等生です。
それに救われることが多いのですが、でも、自分特有の経験値も交えたいもの。
今回、地元の団体が実施する子供向けヨット体験の実施ガイドラインを作ることになりました。
でも、そうそう時間もかけられないのが実状です。
AIへのプロンプトを研究するより、知識がなくてもなんとかならないのか、試行錯誤してみました。
これは、AIの知識がそれほどなくても、誰もが活用できるはずという仮説で、始めてみます。
圧倒的に時間がないので、まずはAIに頼った
文書作成に、時間をかけたくない!
これは、誰もが願う願望です。
かつては、経験値+職人技によって成されたものですが、
いまでは、AIを使えば、とりあえず数秒で形になります。
今回は、イベントの実施ガイドラインを作ります。
かつて、社会教育分野で、現場のディレクター業をやったことがあったので、そのときの記憶をたどって作れると思ったのですが、
いざ、キーボードを叩き始めると、かつての記憶が薄れていたことに気が付きました。
であれば、まずはAIにたたき台を作ってもらえばいいじゃないか!
そこで、まずはタブレットにあるChatGPTアプリで、ざっくり聞いてみました。
基本、私はプロンプトにそれほど詳しくありません。
巷で聞く「こうやるといいよ」という表面的な知識しかありません。
でも、課金はしており、賢いAIとして私のそばにいつもいてくれている秘書です。
まずは、何をするのか。
これをまず、一回投げ入れてみました。
「子供向けヨット体験イベントの実施ガイドラインを作ります。必要な条項を箇条書きにしてください」
まさに、ガイドラインのベタ打ちがでてきました。
主に、ガイドラインに必要な文言は次の通りであることがわかりました。
- 目的と概要
- 安全対策
- 保護者への説明と同意
- プログラム内容
- スタッフとインストラクターの配置
- 参加者の持ち物と服装
- 保険と責任
- フィードバックと評価
- その他(広報用写真使用の同意、プライバシー保護、環境への配慮)
確かに、網羅されています。
しかし、何かが足りません。
ここで、加えてほしいものをつけたしてもらうことにしました。
「悪天候で中止するケースも含めてください」
安全対策の次に、悪天候時の対応も加えてくれました。
- 中止基準
- 中止決定
- 代替日程
これも完璧です。
このリストがいいかどうか、判断するのは、かつての自分の経験です。
いざ、作ろうとしても思いつかなかったのですが、
こうしてAIに書き出してもらうと、あれよあれよと昔の記憶が蘇ってきました。
AIは、生成してもらうことに注目を浴びていますが、
人間のかつての記憶を、蘇らせることができるツールとして使い倒すのもありではないでしょうか。
これこそ、50代ならではの、AIの活用方法です。
AIの中でもがくより、外にとりだしてしまう
でも、このままでは、みなさんに見せる代物ではありません。
なんとか、体裁を整えることにします。
AIの回答を、まず、私のNotionにアップしたい!
でも、タブレットのアプリからでは、それができないことがわかりました。
かといって、AIが作ったもを、ベタ打ちで移すなんて、ナンセンスです。
そこで、私は、スマートフォンで、文字認識することにしました。
iPhoneのカメラアプリは、被写体にテキストがあると、黄色の文字認識ボタンが出てきます。
これをタップすると、画面に黄色の範囲指定がでてくるので、
いい頃合いを拾ったときに、シャッターボタンをタップします。
そうすると、文字の部分だけ浮かび上がってくるので、これを青く反転させた上、
コピーします。
iPhoneとMacの場合、同じAppleIDでログインしているとき、iPhoneでコピーしたものを、Macで貼り付けすることができます。
私は、この機能を使って、MacのブラウザにあるNotionに、タブレットアプリの
ChatGPTのテキストを貼り付けることに成功しました。
ここまできたら、あとは、Notion上で体裁を整えることができます。
あれ?ChatGPTの画面を長押ししたら、こんな画になりました!
全部きれいにコピーすることができるではないか!
ということで、「テキストを選択」で、テキストを選びました。
今回は、最初のプロンプトを記録する必要はないので、テキストだけ抽出することにしました。
それを、そのままNotionに添付します。
お!テキストブロックではなく、codeブロックでペーストされました。
私の場合、このままだと修正しにくいので、テキストブロックに変換します。
この先は、適宜修正加筆をするだけです。
50代からのAIは、過去記憶を引き出すフックとして利用
今、このガイドラインを直しつつ、仕上げています。
今日は、これくらいにして、少し時間を置いてからまた、続きをチェックしていこうと思います。
今回の作業を通じて思ったこと。
それは、いきなりガイドラインを書くより、AIである程度たたき台を作ってもらうと、自分の経験値を反映しやすくなる、ということです。
AIがブレーンストーミング的な役割を果たし、
または、全体を見渡す鳥瞰図的な働きをすることで、
作成者のエネルギーが、自分自身に向けることができたのです。
そういえば、最初の社会人になったときの仕事は、社会教育の現場でした。
安全管理は、これでもかって徹底し、自然と楽しめるよう、参加者の感動を促すことに懸命でした。
今回は、AIがある程度作文してくれたことで、かつての記憶を掘り起こすことで、思い出もたくさん掘り起こすことができました。
50代からのAI活用は、自分の経験則を確認し、事例を思い出すきっかけとして利用するというもの。
何が何でも生成AIで生み出すまでも、すでに自分の細胞レベルで、私たちは何でも知っているわけです。
50代からのAIとの付き合い方は、縁側での茶飲み友達として、気軽にやればいいのです。
AIは、同窓会で久しぶりに会う同級生との会話の延長で、使ってみてはいかがでしょう。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
=おすすめのサービス=
◉「まずは相談」それぞれの困りごとにアドバイスいたします。
◉自分の力でクリアされたい方向け
◉公益法人運営サポート
公益法人運営サポートサイト↓