ノンバーバルコミュニケーションツールとしてのNotion　ユーザー数1億人の可能性

いつのまにか、大事なことが決まっており、私には決定事項として伝えられる。

 

これは、私が子供の頃だった家族での話です。

決定事項だから、反発しようが同意しようが、結果は同じ。

こうなってしまうと、モチベーションなんて上がるはずもありません。

私の幼少期は、家族の中で、一緒に何かをした記憶がありません。

それが故、ひとりビジネスを選択しているのかもしれません。

幼少期の記憶は、「家族内の仲間外れ」

私は、年離れた姉がいます。

私が小学4年生の頃、確か姉は大学生でした。

とてもしっかり者で、学校では女子によるファンクラブがあったとか、なかったとか。
（女子校じゃありません、共学でですよ）

そのため、家の中でも、母はずいぶんと姉に頼っていたようです。

家族で大事な話し合いがあるとき、私はいつも寝室に追いやられていました。

また、金曜日深夜にTV放映されていた「ジョン＆パンチ」を母姉が視聴するときも、

「かずこはまだ、小さいから」

とリビングから追い出された記憶があります。

理由は、大人同士のシビアな話には、子どもを居させては可哀想だと思っていたそうです。

これは、両親や姉の思いやりだったのですが、未だに私は仲間はずれにされた感覚が残っています。

寝室の向こうで、深夜テレビを見て爆笑する姉と母の様子を見ながら、一緒に観たいと涙したことも。

小学生は早く寝るというモットーもあったことで、家族姉妹で、ワチャワチャした体験はあまりありませんでした。

 

そんな記憶が未だ、消えることがありません。

輪の外に追いやられ、情報を与えられなかった体験は、その後のわたしの生き方に大きな影響を与えています。

自分がされて嫌だったことは、絶対に自分からしません。

つまり、本当のこと、言いづらい事も含め、オブラートに包んでごまかす伝え方はできないのです。

また、小さな子どもに対しても、難しい内容でもきちんとゆっくりと伝えるようにしてきました。

つまり、子供扱いせず、ひとりの人として対等に向かい合うことを心がけてきたのです。

鈴木さんは強いと思われる一因は、ここにあるのかもしれません。

でも、これが、私の生き方でベースになっているのです。

この人とのコミュニケーションについては、以前ブログに書いています。

新しい仲間を受け入れるときの心得　アサーティブコミュニケーション

報告しなくても、情報が自動で共有できるしくみ

以前、経理代行をしていたとき、Notionに出会いました。

このとき悩んでいたのが、経理と社長の情報共有が難しかったという点でした。

これは、どこの中小企業が抱える悩みでもあります。

そこで、工事台帳にある売上と支払情報をCSVデータとして吐き出して、

会計ソフトにインポートすると同時に、Notionのデーターベースにも同じデータをインポートしました。

会計ソフトは、残高試算表を作るため。そして消費税のチェックをするために理容います。

Notionでは、資金繰り表や社長決裁のデータとして、ページを共有しながら運用していました。

そのおかげで、経理担当者として社長が近づいてくれないと嘆くこともなくなり、

社長も経理が勝手に経理処理をやっていないかと、疑心暗鬼のなることもなくなったのです。

まさに、これは、私が幼少期に抱えていた、寂しくて悲しい思いが、スルッと改善されたのと同じ衝撃でした。

そこから、Notionで様々な使い方を見つけ出し、

今では、Notionがないと仕事にもプライベートにも、支障をきたすようになっております。

おそらく、子供の頃の感情が、Notionによって解消されていったのです。

ノンバーバルコミュニケーションとしてのNotion

今、Notionユーザーが一億人を超えたそうです。
（2024年7月30日現在）

その1億人の人が、同じNotionというツールを使って、各々コミュニケーションを酌み交わしています。

人と人、自分ともう一人の自分と。

仕事の業務でつながっているだろうし、趣味のサークルとしてつながっていたりします。

いろんなつながりの中で、Notionを使って言語以外の情報を、シームレスに互いにやり取りできるのです。

 

また、直接つながっていない人とも、難しいことをしなくても、つながることができます。

Notionサイトを使って、普段のNotionと変わらずに、そのままWebサイトが作れるのです。

実際に、私もとあるクラブの会員専用ページを作っています。

WordPressは、フォーマルなサイトですが、Notionサイトは気軽に発信できるツールとして、様々な使い方がされていくだろうとワクワクします。

 

人生、ここまで生きてきてよかった。

つくづく思えるのは、子供の頃の悲しい記憶をいま、塗り替えているからでしょう。

ノンバーバルコミュニケーションツールとしてのNotionを、

世界の1億人が利用していると思うと、部屋にひとりでいる自分が、世界と繋がっている気持ちになります。

 

まずは、祝！ユーザー数1億人、おめでとうございます。

これからの人生のお供として、使い倒してまいる所存です。

よろしくお願いします。